<注目銘柄>=乃村工芸社、市場環境は想定以上に良好
乃村工藝社<9716.T>は10月26日安値828円を起点に本格的な上昇基調をたどりそうだ。
10月12日に発表した第2四半期累計(3~8月)連結決算は、営業利益が22億2000万円(前年同期比2.1倍)と大幅増益となった。訪日外国人の増加や旅行需要の改善、大型再開発案件の寄与などから全市場で需要が堅調。特にホテルやテーマパークなどの余暇施設や都市再開発に伴う複合商業施設からの引き合いが豊富で、受注高は666億6100万円(前年同期比2.2%増)と伸長。受注残高は628億5200万円(同18.9%増)に増加した。
前期から継続する資材価格の上昇や一部価格競争の影響などにより、売上総利益率は前年同期に比べて0.8ポイント低下したが、経済活動の正常化に伴い事業環境は想定以上に良好で、下期は手持ち工事の進捗による増収効果に加えて、市場環境好転に伴う採算改善が期待できる。引き続き業績は回復基調にあるとの見方に変わりはなく、24年2月期営業利益は、会社予想の43億円(前期比38.1%増)を上回って着地しそう。調査機関によっては、営業利益50億円強、また25年2月期は同70億円強を見込むところもあり、株価はこうした業績再拡大期待を織り込む展開が期待される。(仁)
出所:MINKABU PRESS
10月12日に発表した第2四半期累計(3~8月)連結決算は、営業利益が22億2000万円(前年同期比2.1倍)と大幅増益となった。訪日外国人の増加や旅行需要の改善、大型再開発案件の寄与などから全市場で需要が堅調。特にホテルやテーマパークなどの余暇施設や都市再開発に伴う複合商業施設からの引き合いが豊富で、受注高は666億6100万円(前年同期比2.2%増)と伸長。受注残高は628億5200万円(同18.9%増)に増加した。
前期から継続する資材価格の上昇や一部価格競争の影響などにより、売上総利益率は前年同期に比べて0.8ポイント低下したが、経済活動の正常化に伴い事業環境は想定以上に良好で、下期は手持ち工事の進捗による増収効果に加えて、市場環境好転に伴う採算改善が期待できる。引き続き業績は回復基調にあるとの見方に変わりはなく、24年2月期営業利益は、会社予想の43億円(前期比38.1%増)を上回って着地しそう。調査機関によっては、営業利益50億円強、また25年2月期は同70億円強を見込むところもあり、株価はこうした業績再拡大期待を織り込む展開が期待される。(仁)
出所:MINKABU PRESS
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