◆ “巻き戻し”先行… - “150円”回復
主だった材料はなく、週明け後も「米利上げ局面終了」との思惑は継続しました。
ただ“往き過ぎ”を調整する動きが活発となったことで、昨日は“巻き戻し”が先行しました。
『少なくとも近い将来の金融政策正常化はない』という植田日銀総裁発言も“円売り(戻し)”を誘った印象が強く、米10年債利回りが“緩やかに上昇(→4.66%)”する中、ドル円は“150円回復(高値は150.059円)”を示現しています。
ただ“上値の重さ”は相変わらずであり、“さらなる上値模索”については抑制されたまま、昨日の取引を終えているのが実状といえます。
◆ “金利選好”にならないとも限らないが…? - 豪RBA会合
このため“150円付近”にて「次なる方向性」を探る展開が、本日は想定されるところです。
米10年債利回りが持ち直しており、一方で前記植田発言からは「日銀金融政策正常化」への道筋は見えてきません。
このため「日米金利格差」への思惑は如何ともし難く、少なくとも“金利志向→ドル売り”は減退したと見るのが自然といえます。
ただ“150円超”には「円買い介入」への思惑が根強いだけに、一気に“上値模索”となるかといえば…?
本日は「豪RBA政策金利」が発表されますので、この内容次第では“金利選好→ドル買い・円売り”にならないとも限りません。
ただそうならなければ、“150円台”に「居心地の良さ」を求める展開になると見るべきかもしれないところです。
現在の材料のみでは、明らかに“材料不足”と見られますので…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
152.300(90/7/6高値)
151.952(22/10/21高値、大台)
151.707(10/31高値《年初来高値》)
151.647(11/1高値)
151.183(+2σ)
151.103(ピボットハイブレイクアウト)
151.000(大台)
150.923(11/2高値)
上値5:150.734(10/31~11/3の61.8%戻し)
上値4:150.510(11/3高値、+1σ、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:150.434(10/31~11/3の50%戻し)
上値2:150.251(日足・一目均衡表転換線、ピボット1stレジスタンス)
上値1:150.133(10/31~11/3の38.2%戻し)
前営業日終値:150.053(大台)
下値1:149.950(20日移動平均線)
下値2:149.716(11/6安値後の38.2%押し)
下値3:149.610(11/6安値後の50%押し)
下値4:149.503(11/6安値後の61.8%押し、日足・一目均衡表基準線、ピボット1stサポート)
下値5:149.273(11/6安値、-1σ)
149.160(11/3安値)
149.004(10/31安値、ピボット2ndサポート、大台)
148.931(9/1~10/31の38.2%押し)
148.795(10/30安値、50日移動平均線、週足・一目均衡表転換線、ピボットローブレイクアウト)
148.679(10/3~10/31の61.8%押し)
148.593(-2σ)
148.428(10/11安値)
《10:40》
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