ダスキン、上期経常を27％上方修正

　ダスキン <4665> [東証Ｐ] が10月27日大引け後(15:30)に業績修正を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の33億円→42億円(前年同期は66.4億円)に27.3％上方修正し、減益率が50.3％減→36.7％減に縮小する見通しとなった。
　なお、通期の経常利益は従来予想の65億円(前期は113億円)を据え置いた。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当上半期の売上高は、ミスタードーナツ事業が引き続き好調を維持している「フードグループ」が上振れる一方、主力のクリーンサービス事業が注力している営業専任組織による活動が計画に届かないこと等により「訪販グループ」は下振れる見込みです。また、マレーシアを中心にドーナツ事業を展開しているBig Appleグループが計画より下振れたこと等により「その他」も下振れる見込みです。その結果、連結売上高は概ね期初に公表した予想どおりとなる見込みです。　一方利益面につきましては、戦略的投資として最重要と位置付けているRFID（電子タグ）の取り付けが計画から若干遅れて進捗していること、ミスタードーナツ事業の宣伝広告費の一部使用時期を下半期としたこと、その他、各種経費削減に努めたこと等により各段階で予想を上回る見込みとなりましたので、業績予想を修正することといたします。　なお、2024年3月期通期の業績予想につきましては、食品やサービス、電気・ガス等、原材料価格や物流費の高騰を受けた幅広い分野で値上げが続く状況等に鑑み、各セグメントの売上動向等を見極める必要があると判断しておりますので、連結・個別とも据え置くことといたします。(注)上記予想は、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。修正が必要となった場合は、速やかに公表いたします。