<動意株・26日>(大引け)=高砂熱、山パン、Tホライゾンなど
高砂熱学工業<1969.T>=後場強含む。同社はきょう正午ごろ、24年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益の見通しを従来の155億円から180億円(前期比17.4%増)に上方修正したことが好感されているようだ。一方、売上高予想は3590億円から3550億円(同4.8%増)に若干引き下げた。海外子会社での一部新築工事の工事期間延長で工事の進捗が遅れたことが売上高に影響する半面、採算改善の取り組みなどが利益を押し上げるという。また、期末配当を従来計画比8円増額の47円とすることも発表。これにより、中間配38円をあわせた年間配当は85円(前期は63円)となる。
山崎製パン<2212.T>=急反発で年初来高値に肉薄。25日の取引終了後、23年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比6.8%増の8462億2500万円、最終利益は同89.7%増の188億6800万円となった。最終利益の通期計画に対する進捗率は94%に上った。大幅増益で高い進捗率が示されたことにより、ショートカバーを誘発したようだ。7月に一部の食パンや菓子パンの価格改定を実施した。これを下支えする低価格帯製品や値頃感のある製品を充実・強化したことも奏功した。7~9月期で最終利益は同5.2倍と大幅な増益となった。
テクノホライゾン<6629.T>=大幅高で3日続伸。25日の取引終了後に発表した24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、売上高が前年同期比22.4%増の232億8600万円、経常損益は6億8000万円の黒字(前年同期は3億400万円の赤字)となった。9月中間期の経常黒字額は通期の計画(6億円)を超過しており、好感されたようだ。ロボティクス事業で中国での設備投資意欲の減退が響いた半面、半導体不足の影響が和らぎ業務用車載機器の出荷が進んだ。シンガポールやマレーシアで展開するサイバーセキュリティー事業では、企業や政府関連施設の大口受注があり、売上高が大幅に増加した。通期の業績予想は据え置いた。
オルガノ<6368.T>=大幅高で新値街道復帰。25日の取引終了後、24年3月期の連結業績と配当予想の修正を発表した。今期の最終利益の見通しは112億円から140億円(前期比19.4%増)に引き上げた。減益予想から一転して、前期に続き過去最高益の更新を見込む。年間配当予想は16円増額して82円(株式分割後ベースで前期比20円増配)に見直した。同社は半導体関連向けの超純水製造装置を手掛けている。発表を受け、国内で相次ぐ大規模な半導体工場新設の恩恵を受ける銘柄として、投資家の注目が一段と高まったようだ。上期(4~9月)は電子産業分野を中心に国内外の大型プラント案件でコストダウンや収益改善策に取り組み、利益率が改善。為替差益の発生も寄与し、利益が上振れる見通しとなった。一方、通期の売上高の見通しは据え置いた。上期は想定よりも工事の進捗が遅れた案件があり、売上高は計画を下回った。年間では想定通りの工事の進捗を見込む。
共和レザー<3553.T>=戻り足鮮明。トヨタグループに属する自動車部品メーカーで合成樹脂製品を展開、自動車内装に使うレザーで高い商品競争力を誇っている。25日取引終了後、24年3月期通期の業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の10億円から18億円(前期比7.6倍)に大幅増額しており、これを材料視する形で投資資金を呼び込んでいる。半導体不足解消による自動車生産の回復が寄与しているほか、為替市場での円安進行が輸出採算を改善させ足もとの収益を押し上げる格好となっている。PBRが0.4倍台と割安感が際立っていることも物色人気を後押ししている。
アーレスティ<5852.T>=大幅続伸。25日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上高はこれまでの予想の1500億円から1550億円(前期比10.0%増)、経常利益は16億円から22億円(同23倍)に、それぞれ見通しを引き上げた。また、年間配当予想を5円増額し、20円(前期比10円増配)に修正した。これらを好感した買いが入った。上期(4~9月)は自動車メーカー各社の生産増加を受け、ダイカスト事業では日本と北米の受注量が回復した。エネルギー価格高騰を受けた販売価格の見直しが進んだほか、円安効果もあって、中国市場向けの量産計画が中止となったことに伴うダイカスト製品に関する特別損失を補った。上期の状況を通期の業績予想に織り込んだ。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
山崎製パン<2212.T>=急反発で年初来高値に肉薄。25日の取引終了後、23年12月期第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比6.8%増の8462億2500万円、最終利益は同89.7%増の188億6800万円となった。最終利益の通期計画に対する進捗率は94%に上った。大幅増益で高い進捗率が示されたことにより、ショートカバーを誘発したようだ。7月に一部の食パンや菓子パンの価格改定を実施した。これを下支えする低価格帯製品や値頃感のある製品を充実・強化したことも奏功した。7~9月期で最終利益は同5.2倍と大幅な増益となった。
テクノホライゾン<6629.T>=大幅高で3日続伸。25日の取引終了後に発表した24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、売上高が前年同期比22.4%増の232億8600万円、経常損益は6億8000万円の黒字(前年同期は3億400万円の赤字)となった。9月中間期の経常黒字額は通期の計画(6億円)を超過しており、好感されたようだ。ロボティクス事業で中国での設備投資意欲の減退が響いた半面、半導体不足の影響が和らぎ業務用車載機器の出荷が進んだ。シンガポールやマレーシアで展開するサイバーセキュリティー事業では、企業や政府関連施設の大口受注があり、売上高が大幅に増加した。通期の業績予想は据え置いた。
オルガノ<6368.T>=大幅高で新値街道復帰。25日の取引終了後、24年3月期の連結業績と配当予想の修正を発表した。今期の最終利益の見通しは112億円から140億円(前期比19.4%増)に引き上げた。減益予想から一転して、前期に続き過去最高益の更新を見込む。年間配当予想は16円増額して82円(株式分割後ベースで前期比20円増配)に見直した。同社は半導体関連向けの超純水製造装置を手掛けている。発表を受け、国内で相次ぐ大規模な半導体工場新設の恩恵を受ける銘柄として、投資家の注目が一段と高まったようだ。上期(4~9月)は電子産業分野を中心に国内外の大型プラント案件でコストダウンや収益改善策に取り組み、利益率が改善。為替差益の発生も寄与し、利益が上振れる見通しとなった。一方、通期の売上高の見通しは据え置いた。上期は想定よりも工事の進捗が遅れた案件があり、売上高は計画を下回った。年間では想定通りの工事の進捗を見込む。
共和レザー<3553.T>=戻り足鮮明。トヨタグループに属する自動車部品メーカーで合成樹脂製品を展開、自動車内装に使うレザーで高い商品競争力を誇っている。25日取引終了後、24年3月期通期の業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の10億円から18億円(前期比7.6倍)に大幅増額しており、これを材料視する形で投資資金を呼び込んでいる。半導体不足解消による自動車生産の回復が寄与しているほか、為替市場での円安進行が輸出採算を改善させ足もとの収益を押し上げる格好となっている。PBRが0.4倍台と割安感が際立っていることも物色人気を後押ししている。
アーレスティ<5852.T>=大幅続伸。25日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上高はこれまでの予想の1500億円から1550億円(前期比10.0%増)、経常利益は16億円から22億円(同23倍)に、それぞれ見通しを引き上げた。また、年間配当予想を5円増額し、20円(前期比10円増配)に修正した。これらを好感した買いが入った。上期(4~9月)は自動車メーカー各社の生産増加を受け、ダイカスト事業では日本と北米の受注量が回復した。エネルギー価格高騰を受けた販売価格の見直しが進んだほか、円安効果もあって、中国市場向けの量産計画が中止となったことに伴うダイカスト製品に関する特別損失を補った。上期の状況を通期の業績予想に織り込んだ。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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