◆ ようやく“150円乗せ”…
“頭打ち”観測から一転、昨日は米10年債利回りが“4.96%”へと押し戻されました。
予想を上回った米経済指標を背景に、「米金融引き締め長期化」への思惑が再燃したからです。
また「米5年国債入札(520億ドル)」が不調に終わったことも、“債券価格下落→利回り上昇”をもたらしたと見られます。
このため“金利選好→ドル買い”が優勢となり、ドル円は“150円回復”“年初来高値更新”を見せ、NYタイム終盤にかけて“150.308円”へと駆け上がりました。
一方で「円買い介入」の思惑も根強く、“一方向への動意”は抑制されています。
その後は“150円割れ”こそ回避したものの、“上値の重さ”を引きずりながら、昨日の取引を終えています。
◆ 「円買い介入」への警戒感は残るが…?
こうして“ストップロス”がかからない以上、ドル円は“過度もしくは急激”とはいい難いのが実状といえます。
そうなると「円買い介入」の思惑は残存するものの、“もう一段の上値模索”となっても何ら不思議ではない…?
政府・日銀のお膝元となる東京タイムでの“上値模索”は、やはり抑制されると見るのが妥当でしょう。
ただ好内容が想定される「米GDP」が予定されるNYタイムは、その限りではない…?
来週の「日銀会合/FOMC」を巡って、思惑はまだ揺れ動くと見られます。
警戒感はあるものの、“もう一段の上値模索”を本日も期待したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
152.300(90/7/6高値)
151.952(22/10/21高値、大台)
上値5:151.428(9/1~9/8-9/11の161.8%返し)
上値4:150.965(ピボットハイブレイクアウト、大台)
上値3:150.621(9/1~9/8-9/11の138.2%返し、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:150.495(+2σ、ピボット1stレジスタンス)
上値1:150.308(10/25高値《年初来高値》)
前営業日終値:150.264
下値1:150.000(大台、+1σ)
下値2:149.935(ピボット1stサポート)
下値3:149.793(10/25安値)
下値4:149.556(日足・一目均衡表転換線、ピボット2ndサポート)
下値5:149.489(10/10~10/25の38.2%押し、20日移動平均線、ピボットローブレイクアウト)
149.316(10/24安値)
149.190(10/3~10/25の38.2%押し、10/10~10/25の50%押し)
148.982(10/10~10/25の61.8%押し、-1σ、大台)
148.804(10/17安値、日足・一目均衡表基準線、10/3~10/25の50%押し)
148.498(10/3~10/25の61.8%押し、-2σ)
148.428(10/11安値、10/3~10/20の61.8%押し)
148.248(10/5安値)
148.163(10/10安値)
148.099(50日移動平均線)
148.000(大台)
《10:45》
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