◆ さらに低下 - 米10年債利回り
「米年内追加利上げ」との思惑が、昨日はさらに後退しました。
デイリー・サンフランシスコ連銀総裁(5日)/ジェファーソンFRB副議長&ローガン・ダラス連銀総裁(9日)に続き、昨日も“ハト派発言”が飛び出したからです。
『現行の政策金利維持で2%目標達成は可能、追加利上げは不要』
ボスティック・アトランタ連銀総裁のこの発言は、米10年債利回りを“さらに低下(→4.61%)”させました。
このため“149円回復”こそ見られたドル円でしたが、概ね“148円台”で“上値の重さ”を意識する展開が続いています。
ただ「日銀緩和策修正」への思惑は盛り上がっておらず、“下値の堅さ”は維持されたままで昨日の取引を終えています。
◆ ただ本日は「米PPI&FOMC議事要旨」、明日には「米CPI」が予定されるだけに…?
基本的には本日も、「米10年債利回り動向」に振り回される展開と見られるところです。
「米金融政策の行方」のみならず、「中東情勢悪化」への思惑も絡んでいるだけに、よりその動向によって振り回される展開が想定されるところです。
さらに本日は「米PPI」と、そして「FOMC議事要旨」が予定されています。
前者は“インフレ動向”を見る上で注目される指標であり、そして後者は“タカ派寄りの据え置き”が決定された際の議事要旨になります。
特に現在は“ハト派寄り”が優勢となっている中、後者がその思惑に“楔を打ち込む”のか?それとも“思惑転換”がさらに促されるのか…?
明日にも「米CPI」が予定されていますので、本日の結果で“動意づく”かは微妙ではあります。
それでも「米10年債利回り」が揺れ動く展開は容易に想定されるだけに、その動向には十分に注意しておきたいところです。
個人的には“楔を打ち込む”展開を想定しながら…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
150.151(10/3高値《年初来高値》)
150.074(+2σ、ピボットハイブレイクアウト)
150.000(大台)
上値5:149.527(10/6高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:149.335(+1σ)
上値3:149.232(10/9高値)
上値2:149.098(10/10高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:149.000(大台)
前営業日終値:148.714(日足・一目均衡表転換線、20日移動平均線)
下値1:148.520(10/10安値後の61.8%押し)
下値2:148.248(10/5安値、ピボット1stサポート)
下値3:148.163(10/10安値)
下値4:148.023(日足・一目均衡表基準線、大台)
下値5:147.855(-1σ)
147.723(ピボット2ndサポート)
147.321(9/21安値、10/3安値、週足・一目均衡表転換線、9/1~10/3の50%押し水準、ピボットローブレイクアウト)
147.115(-2σ)
147.001(9/13-14安値、大台)
146.851(8/7~10/3の38.2%押し、50日移動平均線)
146.515(9/1~10/3の61.8%押し)
146.441(9/12安値)
《10:45》
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