◆ さらに一服… - “148円半ば”にて膠着
米雇用統計を翌日に控えるスケジュール感の中、前日に続いて昨日も、米10年債利回りは緩やかに低下しました。
あくまで“ポジション調整の一環”とは見られるものの、このためドル円も“上値の重さ”を強いられました。
一方で“崩れる”には至っておらず、“下値の堅さ”は健在というのが実状でもあります。
こうして“148円前半”へと押し下げられると、その後は“148円半ば”を中心とした揺れ動きとなり、そのままの水準で昨日の取引を終えています。
◆ あくまで「結果次第」だが…? - 米雇用統計
こうした中、本日はその米雇用統計が行われます。
事前予想は「非農業部門雇用者数(+17.0万人)」「失業率(3.7%)」「平均時給(前年比+4.3%)」となっていますので、まずはここからの乖離具合が注目ということになります。
前哨戦を見ると、JOLTS求人件数は“予想外の増加(961.0万件)”を見せたものの、ADP雇用統計は“2年半ぶりの小幅増(+8.9万人)”に留まりました。
さらに昨日発表の新規失業保険申請件数は“どっちつかず(やや増加も、過去最低水準:20.7万件)”となるなど、方向感が定まったとはいい難いのが実状といえます。
つまり「米労働市場は強い」ものの、「米年内追加利上げを決定づける」にはどうか?といった状況といえます。
◆ それでも“インパクトが必要”&“押さえ込まれた直後”がネック…!?
金利先物から見た「米年内追加利上げ」の可能性は、本稿執筆時では“35%程度”とまだ劣勢です。
このため動意づくなら“下ではなく上”とは見ますが、そのためには“かなりのインパクトが必要”と見るのが妥当なところ…?
そして来週初(9日)は「日本休場(スポーツの日)」ですので“ポジション調整”が意識されるとも見ますが、“150円台”で押さえられた直後であるだけに…?
「円買い介入の有無(3日の急反落)」はまだ定かではありませんが、少なくとも“キャップが嵌められた”と見るのが妥当な状況でもあります。
あくまで結果次第ということになりますが、本日に関しては「150円台へのハードルは高い」と見ておきたいところです。
もっとも“崩れる”には至らないとも見ていますが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※米雇用統計が予定されていますので、さらに値幅を拡大しております。
151.952(22/10/21高値、大台)
151.000(大台)
150.151(10/3高値《年初来高値》、+2σ)
150.000(大台)
149.854(ピボットハイブレイクアウト)
149.497(10/3高値後の76.4%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値5:149.318(10/4高値)
上値4:149.253(+1σ)
上値3:149.106(10/5高値)
上値2:149.000(大台、ピボット1stレジスタンス)
上値1:148.766(日足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:148.512
下値1:148.338(20日移動平均線)
下値2:148.248(10/5安値)
下値3:148.138(ピボット1stサポート)
下値4:148.000(大台)
下値5:147.764(ピボット2ndサポート)
147.448(-1σ)
147.321(9/21安値、10/3安値、日足・一目均衡表基準線、9/1~10/3の50%押し水準、ピボットローブレイクアウト)
147.001(9/13-14安値、大台)
146.851(8/7~10/3の38.2%押し)
146.515(9/1~10/3の61.8%押し、50日移動平均線、-2σ)
146.441(9/12安値)
146.000(大台)
145.895(9/11安値、週足・一目均衡表転換線、8/7~10/3の50%押し)
145.222(7/14~10/3の38.2%押し)
145.000(大台)
《11:15》
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