三陽商、今期経常を14％上方修正、配当も29円増額

　三陽商会 <8011> [東証Ｐ] が10月6日午前(11:00)に決算を発表。24年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常損益は7.8億円の黒字(前年同期は1.4億円の赤字)に浮上し、従来予想の2.5億円の黒字を上回って着地。
　併せて、通期の同利益を従来予想の28億円→32億円(前期は24.3億円)に14.3％上方修正し、増益率が14.9％増→31.3％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常利益は前年同期比6.4％減の24.1億円に減る計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の59円→88円(前期は55円)に大幅増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である6-8月期(2Q)の連結経常損益は2.3億円の赤字(前年同期は7.3億円の赤字)に赤字幅が縮小し、売上営業損益率は前年同期の-7.4％→-2.6％に大幅改善した。

株探ニュース