◆ “巻き戻し”先行 - さらに“年初来高値更新”後…
米10年債利回りの上昇を背景に、先週末はわずかに“年初来高値更新(147.861円)”という場面が見られました。
しかしながら上値模索はそこで一服、その後は主に対ユーロでドル売り戻しが進行したことから“上値の重さ”を強いられました。
そして徐々に強まる「円安けん制」に加え、週末には『確信を持てればマイナス金利解除も選択肢』との植田総裁発言もあって、週初オープニングは“窓空け(ギャップダウン)”となっています。
◆ それでも“下値余地”は描きづらい…?
もっとも前記発言は「強まる円売り安心感阻止が目的」との見方が強く、「日米金利格差拡大」への思惑が後退したというわけではありません。
このため当該発言を受けた“円買い”は限定される可能性が高く、下値は支えられる可能性が否めないところです。
徐々に強まりつつある「円安けん制」についても、当然警戒しておかなければならないところです。
ただこちらに関しても、現時点では「実弾介入リスクはさほど大きくない」と見られているだけに、「レートチェック」の報道でも流れない限り…?
週央13日には米CPI、翌14日にはECB理事会を控えるスケジュール感でもあります。
基本的に“様子見ムード”が漂う中、“下値の堅さ”が際立つ展開を想定したいところです。
特にさらにもう一段押す場面があった場合には…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
150.000(大台)
149.701(22/10/24高値)
149.503(ピボットハイブレイクアウト)
149.082(22/10/25高値)
149.000(大台)
148.836(22/10/31-11/1高値)
上値5:148.682(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:148.441(22/11/3-4高値)
上値3:148.230(ピボット1stレジスタンス)
上値2:148.000(大台)
上値1:147.861(9/8高値《年初来高値》、+2σ)
前営業日終値:147.778
下値1:147.375(9/8安値後の38.2%押し)
下値2:147.225(9/8安値後の50%押し)
下値3:147.107(+1σ、9/8安値後の61.8%押し)
下値4:147.017(9/6-7安値、ピボット1stサポート、大台)
下値5:146.884(9/8安値後の76.4%押し)
146.588(9/8安値、9/1~9/8の38.2%押し)
146.359(9/5安値、20日移動平均線)
146.151(日足・一目均衡表転換線、9/1~9/8の50%押し、ピボット2ndサポート)
146.015(9/4安値、大台)
145.747(9/1~9/8の61.8%押し)
145.684(ピボットローブレイクアウト)
145.436(8/7~9/8の38.2%押し、-1σ)
145.000(大台)
144.687(8/7~9/7の50%押し、日足・一目均衡表基準線、-2σ)
《10:45》
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