◆ さらに上昇も、やはり“ストップロス”は絡まず… - 一時“146円半ば”
強めの米経済指標&タカ派寄りのFOMC議事要旨を背景に、「米利上げ長期化」との思惑は昨日も継続しました。
一方で「日銀金融政策正常化」への道のりは描きづらく、「介入ラインを探る(肝試し相場?)」といった様相下ではあるものの、「介入はまだ先」との思惑が台頭しているのが実状といえます。
このため米10年債利回りが“さらなる上昇(4.27%は昨年10月以来水準)”を見せる中、ドル円は“146.404円”へと駆け上がっていきました。
一方で連日の記載となりますが、流動性低下時は「提灯がつかない(つきづらい)」というのが一般的です。
そうなると“ストップロス”は絡みづらく、「“仕掛け的な動き”は想定しづらい」にも大きな変化はないと見るのが自然です。
こうして“年初来高値更新”を見せても、その上昇は“緩やかな”といった状況を続けたまま、昨日の取引を終えています。
◆ まだ“上方向”が意識されるとは見るが…?
“22/10/21~23/1/13の76.4%戻し(146.117円)”をも突破したことを踏まえれば、“もう一段の上値追い”には当然期待が募るところです。
さらに「介入はまだ先」との思惑があるだけに、「介入ラインを探る(肝試し相場?)」はまだ続くと見るのが妥当ということになります。
ただし流動性が回帰し切れていない状況では、“緩やかな”も継続する可能性は高い…?
まだ方向感は“上方向”とは考えるものの、“緩やかな”を前提とするならば、「リスクは“下方向”」をそろそろ意識し始めるべきなのかもしれませんね。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
149.082(22/10/25高値)
149.000(大台)
148.836(22/10/31-11/1高値)
148.441(22/11/3-4高値)
148.000(大台)
147.830(ピボットハイブレイクアウト)
147.574(22/11/7高値)
上値5:147.080(+2σ、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:146.937(22/11/8高値、大台)
上値3:146.789(22/11/9高値、ピボット1stレジスタンス)
上値2:146.581(22/11/10高値)
上値1:146.404(8/16高値《年初来高値》)
前営業日終値:146.345
下値1:146.105(8/16高値後の押し目)
下値2:146.000(大台)
下値3:145.632(ピボット1stサポート)
下値4:145.305(8/16安値、8/7~8/16の23.6%押し)
下値5:145.008(+1σ、大台)
144.919(ピボット2ndサポート)
144.637(8/14安値)
144.536(8/7~8/16の38.2%押し、ピボットローブレイクアウト)
144.359(8/11安値)
144.030(日足・一目均衡表転換線、大台)
143.959(8/7~8/16の50%押し)
143.381(8/7~8/16の61.8%押し)
143.260(8/10安値、7/28~8/16の38.2%押し)
《10:55》
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