ＦＩＸＥＲ、今期経常を10％上方修正

　ＦＩＸＥＲ <5129> [東証Ｇ] が8月15日大引け後(17:00)に業績修正を発表。23年8月期の経常利益(非連結)を従来予想の18.6億円→20.5億円(前期は23.9億円)に10.5％上方修正し、減益率が22.2％減→14.0％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の経常利益も従来予想の3.3億円→5.3億円に57.9％増額した計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　前回業績予想開示時には想定することが困難であった、新型コロナウイルス感染症の5類相当への移行により売上高が業績予想対比で減少する見込みとなりました。また、大型AWS移行案件のスケジュールが変更になった影響で、プロジェクト型サービス、リセール、マネージドサービスの売上高が業績予想対比で減少する見込みとなりました。2025年日本国際博覧会万博アプリ・万博ポータル開発保守運用業務やエンタープライズGPTプラットフォーム「GaiXer」関連等、前回業績予想発表時には想定していなかった新規案件を受注しましたが、売上高の減少を補うには至りませんでした。　売上高が減少した一方で、原価低減施策の強化に取り組んだ結果、各段階利益については前回予想を上回る見込みとなりました。事業別の売上高については以下の表の通り計画を修正しております。 （単位：百万円・％） 　　　　　事業　　　　　　　　　　　　　前回発表予想　　今回修正予想　　　増減額　　　増減率1.プロジェクト型サービス　　　　　　　　3,165　　　　　　　　2,887　　　　　　　△277　　　　△8.82.リセール　　　　　　　　　　　　　　　　　4,761　　　　　　　　4,743　　　　　　　　△18　　　　△0.43.マネージドサービス　　　　　　　　　　1,912　　　　　　　　1,611　　　　　　　△301　　　　△15.84.SaaS　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2,290　　　　　　　　1,788　　　　　　　△502　　　　△21.95.その他　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2　　　　　　　　　　　2　　　　　　　　　　0　　　　　19.7合計　　　　　　　　　　　　　　　　　　　12,132　　　　　　　　11,032　　　　　　△1,099　　　　△9.1※百万円未満切り捨て　＜ご参考：HER-SYS関連売上げについて＞新型コロナウイルス感染症の5類相当への移行の影響により、健康観察に使用されているSaaSの自動架電が大きく減少する見込となった他、マネージドサービスの追加改修も前回業績予想発表時の計画を下回る見込みとなりました。事業別の売上高については以下の表の通り計画を修正しております。 （単位：百万円・％）　　　　　事業　　　　　　　　　　　前回発表予想　　　今回修正予想　　　増減額　　　増減率1.プロジェクト型サービス　　　　　　　－　　　　　　　　　　－　　　　　　　　　－　　　　　　－2.リセール　　　　　　　　　　　　　　　3,218　　　　　　　　3,307　　　　　　　　88　　　　　　2.83.マネージドサービス　　　　　　　　1,250　　　　　　　　1,142　　　　　　△108　　　　△8.74.SaaS　　　　　　　　　　　　　　　　　2,275　　　　　　　　1,769　　　　　　△506　　　　△22.25.その他　　　　　　　　　　　　　　　　　－　　　　　　　　　　－　　　　　　　　　－　　　　　　－　　合計　　　　　　　　　　　　　　　　6,743　　　　　　　　6,218　　　　　　△526　　　　　△7.8※百万円未満切り捨て