高砂熱が後場上げ幅を拡大、上期営業利益予想を上方修正

　高砂熱学工業<1969.T>が後場上げ幅を拡大している。正午ごろ、第２四半期累計（４～９月）連結業績予想について、営業利益を３８億円から４８億円（前年同期比３．１倍）へ上方修正したことが好感されている。

　海外子会社および個別における一部新築工事において、工事期間の延長などで工事の進捗が遅れ、売上高は１７００億円から１５８５億円（同５．１％増）へ下方修正したが、工事損失引当金の減少、個別での採算改善の取り組み、並びに計画の一部前倒しによる工事進捗などにより利益は上方修正したという。なお、２４年３月期通期業績予想は、売上高３５９０億円（前期比６．０％増）、営業利益１５５億円（同１．１％増）の従来見通しを据え置いている。

　同時に発表した第１四半期（４～６月）決算は、売上高７８２億４６００万円（前年同期比８．２％増）、営業利益２３億１９００万円（前年同期６億７７００万円の赤字）だった。

出所：MINKABU PRESS