*12:28JST ウェーブロックホールディングス---1Q増収、通期業績予想の上方修正を発表
ウェーブロックホールディングス<7940>は31日、2024年3月期第1四半期(23年4月-6月)連結決算を発表した。売上高は前年同比4.5%増の61.28億円、営業利益は同46.9%増の5.03億円、経常利益は同11.8%増の5.21億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同86.0%減の3.06億円となった。
マテリアルソリューション事業の売上高は前年同期比0.2%減の48.87億円となった。また、原材料価格やエネルギーコストが高止まりしているのを受けて、販売価格への転嫁に注力したことや、生産効率の向上による原価低減や継続的なコスト削減に努め、セグメント利益は同68.7%増の7.10億円となった。ビルディングソリューションおよびインダストリアルソリューション分野において、原材料価格上昇分を販売価格へ転嫁したことや路面標示材等の販売が好調に推移したが、前年度は大型物件を受注し好調であった防煙垂壁用高透明不燃シート等の販売が減少し、低調に推移した。パッケージングソリューション分野においては、原材料価格の値上がりやエネルギーコストの上昇分の販売価格への転嫁に注力し、また、生産体制を強化し生産性を向上させた結果、販売数量が増加した。アグリソリューション分野は、各種キャンペーン等の効果により、防虫網の販売が堅調に推移したが、エネルギーコストの上昇等により国内農業生産者の資材等への投資意欲が引き続き減退し、遮光網等の需要が減少した。リビングソリューション分野においては、サッシメーカー等への販売は好調であったが、ホームセンター向け販売は、来店客数が減少したこと等の影響を受け販売が落ち込んだ。
アドバンストテクノロジー事業の売上高は同28.2%増の12.43億円となった。また、品質の安定化と生産効率の向上やコスト削減に努めたものの、デコレーション&ディスプレー分野における設備投資に伴う減価償却負担の増加等や販売数量の減少も影響し、セグメント損失は0.44億円(前年同期は1.15億円の利益)となった。デコレーション&ディスプレー分野において、EV車向けエンブレムへの採用内定数が増加していることや、センターインフォメーションディスプレーおよびヘッドアップディスプレー用途で新規車種が量産開始された一方で、従来のガソリン車からEV車化の過渡期にあり、採用されたガソリン車の一部がEV車に生産をシフトしたこと等による減産の影響を受けた。また、採用されたEV車においてもバッテリー不足に伴う生産調整が行われたこと等もあり、主に中国、北米市場で販売が減少した。一方、テレビモニター用導光板の販売が好調に推移し、事業全体の売上高は増収となった。
2024年3月期通期については、同日、業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比4.1%増(前回予想比4.1%減)の235.00億円、営業利益が同6.9%増(同23.3%増)の3.70億円、経常利益が同30.4%減(同47.1%増)の5.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同88.4%減(同58.8%増)の2.70億円としている。
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マテリアルソリューション事業の売上高は前年同期比0.2%減の48.87億円となった。また、原材料価格やエネルギーコストが高止まりしているのを受けて、販売価格への転嫁に注力したことや、生産効率の向上による原価低減や継続的なコスト削減に努め、セグメント利益は同68.7%増の7.10億円となった。ビルディングソリューションおよびインダストリアルソリューション分野において、原材料価格上昇分を販売価格へ転嫁したことや路面標示材等の販売が好調に推移したが、前年度は大型物件を受注し好調であった防煙垂壁用高透明不燃シート等の販売が減少し、低調に推移した。パッケージングソリューション分野においては、原材料価格の値上がりやエネルギーコストの上昇分の販売価格への転嫁に注力し、また、生産体制を強化し生産性を向上させた結果、販売数量が増加した。アグリソリューション分野は、各種キャンペーン等の効果により、防虫網の販売が堅調に推移したが、エネルギーコストの上昇等により国内農業生産者の資材等への投資意欲が引き続き減退し、遮光網等の需要が減少した。リビングソリューション分野においては、サッシメーカー等への販売は好調であったが、ホームセンター向け販売は、来店客数が減少したこと等の影響を受け販売が落ち込んだ。
アドバンストテクノロジー事業の売上高は同28.2%増の12.43億円となった。また、品質の安定化と生産効率の向上やコスト削減に努めたものの、デコレーション&ディスプレー分野における設備投資に伴う減価償却負担の増加等や販売数量の減少も影響し、セグメント損失は0.44億円(前年同期は1.15億円の利益)となった。デコレーション&ディスプレー分野において、EV車向けエンブレムへの採用内定数が増加していることや、センターインフォメーションディスプレーおよびヘッドアップディスプレー用途で新規車種が量産開始された一方で、従来のガソリン車からEV車化の過渡期にあり、採用されたガソリン車の一部がEV車に生産をシフトしたこと等による減産の影響を受けた。また、採用されたEV車においてもバッテリー不足に伴う生産調整が行われたこと等もあり、主に中国、北米市場で販売が減少した。一方、テレビモニター用導光板の販売が好調に推移し、事業全体の売上高は増収となった。
2024年3月期通期については、同日、業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比4.1%増(前回予想比4.1%減)の235.00億円、営業利益が同6.9%増(同23.3%増)の3.70億円、経常利益が同30.4%減(同47.1%増)の5.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同88.4%減(同58.8%増)の2.70億円としている。
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