◆ やや押し戻されるも、下値は堅い - “141円”付近
独IFO企業景況感指数が予想を下回ったことから、前日に続いて「欧経済失速」への思惑が台頭しました。
このため“ユーロ売り”は継続し、“リスク回避→円買い戻し”にも揺り戻されました。
こうしてドル円は“140.850円”へと押し戻されていったわけですが、ただ昨日当欄で記した“50日移動平均線”に支えられたこともあり、崩れることはありませんでした。
その後は“21年7月以来の高水準(117.0)”を記録した米消費者信頼感指数もあり、“下値の堅さ”を意識しながら昨日の取引を終えています。
◆ マーケットが期待するのは「一旦白紙に戻す」のようだが…? - FOMC
こうした中で本日は、いよいよビッグイベント第1弾・FOMC(日本時間27日未明)が行われます。
「0.25%利上げ」はほぼ完全に織り込まれていますので、「9月以降の動向」が注目ということになります。
6月FOMCにて示された「年内2回利上げ」との見方に関して、「堅持するのか?」それとも「一旦白紙に戻すのか?」によって、方向性は大きく変わると見られます。
マーケットの思惑としては、現時点では“後者”が上回っているようです。
ただそうなると「期待インフレ」が増大、つれて「実質金利」は低下することになるだけに、「インフレ長期化」への懸念を払拭しづらくなる…?
このため個人的には“前者”を想定していますが、後は結果次第…。
一時“3.92%”に乗せた米10年債利回りの動向を睨みつつ、“膠着”を基本としつつもやや“上方向(ドル買い)”を想定している筆者ではあります。
ただ少なくとも“過度な期待”を持つことなく、“臨機応変”に対応できる柔軟性を持ちながら、ことの成り行きを見極めていきたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※FOMCが予定されていますので、さらに値幅を拡大しております。
145.116(2022/10/27安値《2022/11/10急落時のネックライン》)
145.069(6/30高値《年初来高値》、大台)
144.909(7/3高値)
144.730(7/5高値)
144.646(7/6高値)
144.195(7/7高値)
144.000(大台、+1σ)
143.221(6/30~7/14の76.4%戻し)
142.997(7/10高値、大台)
142.356(ピボットハイブレイクアウト)
142.078(6/30~7/14の61.8%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値5:141.953(7/21高値、大台)
上値4:141.814(7/24高値)
上値3:141.720(7/25高値)
上値2:141.439(20日移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
上値1:141.155(日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:140.934(50日移動平均線、大台)
下値1:140.850(7/25安値)
下値2:140.730(7/24安値)
下値3:140.616(ピボット1stサポート)
下値4:140.298(ピボット2ndサポート)
下値5:140.153(7/14~7/21の38.2%押し)
139.948(日足・一目均衡表先行スパン上限、大台)
139.750(7/21安値、ピボットローブレイクアウト)
139.597(7/14~7/21の50%押し、日足・一目均衡表転換線)
139.204(-1σ)
139.117(7/20安値)
139.040(7/14~7/21の61.8%押し、大台)
138.751(7/19安値)
138.352(7/14~7/21の76.4%押し)
138.020(月足・一目均衡表転換線、大台)
137.828(50週移動平均線)
137.723(7/18安値、20週移動平均線)
137.333(100日移動平均線)
137.240(7/14安値、日足・一目均衡表先行スパン下限)
《10:30》
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