◆ 往って来い… - 一時“140円後半”も
日銀絡みの“円売り”は、週を跨いで一旦落ち着きました。
このため“利益確定売り”が先行する中、昨日は欧・英の製造業/サービス業PMIが軒並み悪化しました。
この影響から「欧州経済失速」への思惑が台頭し、“ユーロ売り”そして“リスク回避→円買い戻し”が進行し、ドル円は“140.730円”へと値を落としました。
しかしながらそこから“さらなる下値追い”となることはなく、ドル円は“切り返し”ました。
欧州債利回り低下に引っ張られて低下していた米10年債利回りが、“切り返し”たからです。
原因となったのは「米国債入札」を控えて、何より「FOMC」を控えて、米国債にポジション調整が入ったからです。
この影響にて米10年債利回りが“上昇(3.78%→3.87%)”に転じ、つれてドル円は“141円半ば”へと押し戻されて、昨日の取引を終えています。
◆ “20日/50日移動平均線”に挟まれて…
想定通りに“ポジション調整”が入ったことを踏まえれば、“もう一段の上値模索”は十分に期待されるところです。
ただ「ビッグイベント(FOMC/ECB/日銀会合)」が明日から連なるスケジュール感を踏まえれば、“一方向への動意”は本日も抑制されやすいと見るのが妥当…?
昨日下値を支えたのは“50日移動平均線(本日は140.846円)”、上値を押さえたのは“20日移動平均線(同141.641円)”です。
このためテクニカル的には“当該レンジ内での揺れ動き”と見ますが、ただマーケットは不安定という状況が重なってきます。
想定を上回って“上抜けor下抜け”した場合には、素直についていきたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
144.000(大台)
143.221(6/30~7/14の76.4%戻し)
142.997(7/10高値、ピボットハイブレイクアウト、大台)
上値5:142.433(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:142.078(6/30~7/14の61.8%戻し)
上値3:141.953(7/21高値、ピボット1stレジスタンス、大台)
上値2:141.814(7/24高値)
上値1:141.641(20日移動平均線)
前営業日終値:141.502
下値1:141.261(7/24安値後の38.2%押し)
下値2:141.155(日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線、7/24安値後の50%押し)
下値3:141.000(大台、7/24安値後の61.8%押し)
下値4:140.846(50日移動平均線、ピボット1stサポート)
下値5:140.730(7/24安値)
140.592(7/21安値後の61.8%押し)
140.270(7/21安値後の76.4%押し、ピボット2ndサポート)
140.153(7/14~7/21の38.2%押し)
140.000(大台)
139.750(7/21安値、日足・一目均衡表先行スパン上限、ピボットローブレイクアウト)
139.597(7/14~7/21の50%押し、日足・一目均衡表転換線)
《10:45》
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