◆ “145円回復”も、その後は“利益確定売り”
「金融政策の方向感の違い」という前日までの動きを背景に、先週末は東京タイムに“145円乗せ(高値は145.069円)”を示現する場面が見られました。
しかしながら“上値達成感”もあり、その後は“144円前半(安値は144.205円)”へと押し戻されていきました。
NYタイム発表の米インフレ指標が“伸び鈍化(前月比+0.1%/前年比+3.8%)”を示したことも、米10年債利回り低下となって“ドル売り”を後押ししたと見られるところです。
◆ “先週末高値”は「ネックライン手前」、上抜けると…?
ただし変動が激しいエネルギー・食品を除くコアでは、“高止まり(前年比+4.6%)”が再確認された格好といえます。
このため「米利上げ局面長期化」との思惑が払拭されたわけではなく、何より先週末は“2022/11/10急落時のネックライン(2022/10/27安値:145.116円)”に跳ね返された格好といえます。
そうなると当該ラインを突破することができれば、“ストップロス”を絡めた上伸も十分可能ということに…?
先週末は懸念した“利益確定売り”が入った格好といえますが、「週末・月末・四半期末」はすでに終えています。
そうなると今度は、“投機筋の仕掛け的動き”への期待感が上回ってもおかしくない…?
“一旦の頭打ち”が意識されてはいますが、“もう一段”への期待感はより強まったという可能性を鑑みながら、事の成り行きを見極めたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
146.117(22/10/21~23/1/13の76.4%戻し)
146.000(大台)
145.848(+2σ)
145.728(ピボットハイブレイクアウト)
145.398(ピボット2ndレジスタンス)
上値5:145.116(2022/10/27安値《2022/11/10急落時のネックライン》)
上値4:145.069(6/30高値《年初来高値》、大台)
上値3:144.864(ピボット1stレジスタンス)
上値2:144.739(6/30高値後の61.8%戻し)
上値1:144.637(6/30高値後の50%戻し)
前営業日終値:144.329
下値1:144.205(6/30安値、6/26~6/30の38.2%押し水準)
下値2:144.138(6/29安値)
下値3:143.999(6/26~6/30の50%押し、ピボット1stサポート、大台)
下値4:143.825(+1σ)
下値5:143.728(6/28安値、6/26~6/30の61.8%押し、ピボット2ndサポート)
143.597(6/20~6/30の38.2%押し)
143.287(6/27安値)
143.143(6/20~6/30の50%押し、日足・一目均衡表転換線、ピボットローブレイクアウト)
143.000(大台)
142.928(6/26安値)
《10:50》
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