◆ “円売り”に加えて、今度は“ドル買い”… - “144円後半”
「金融政策の方向感の違い」が鮮明という状況では、やはり“頭打ち→反落”を期待(懸念?)するには荷が重かった…?
ポジション調整的な動きにて“上値の重さ”が意識されたものの、NYタイム中盤には“144.894円”へと駆け上がっていきました。
「タカ派寄りのパウエル発言」が意識される中、昨日は「好内容の米経済指標」も加わったからです。
このため「米利上げ継続」「年内利下げ後退」が意識される格好となり、“ドル買い”が促されました。
一方で「日銀YCC政策継続」との思惑を背景に、“円売り”も継続しています。
「円買い介入」への警戒感こそあるものの、「実弾はまだ無理」「口先介入で押し下げるのは困難」との思惑もあり、上値を模索し続けているのが実状といえます。
◆ こうなると“145円乗せ”は「時間の問題」…?
こうして“145円ライン”が目前となっていることを踏まえれば、「時間の問題」と見るのが妥当でしょう。
ただ「円買い介入」への思惑が燻るだけに、“ストップロス”を絡めたさらなる上伸となるとどうか…?
本日は週末・月末・四半期末というスケジュール感となるだけに、“利益確定売り”も入りやすいと見るのが自然だからです。
後は“投機筋の仕掛け的動き”が入るかどうか…?
「時間の問題」とは考えますが、本日に関しては意外と“上値の重さ”が露呈することになるかもしれませんね。
特に東京タイムは…。
もっとも、あくまでも「本日に関しては」と見るのが、妥当なところでもありますが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
146.581(22/11/10高値)
146.000(大台)
145.835(ピボットハイブレイクアウト)
上値5:145.619(+2σ)
上値4:145.365(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:145.116(2022/10/27安値《2022/11/10急落時のネックライン》、ピボット1stレジスタンス)
上値2:145.000(大台)
上値1:144.894(6/29高値《年初来高値》)
前営業日終値:144.794
下値1:144.430(6/26~6/29の23.6%押し)
下値2:144.323(ピボット1stサポート)
下値3:144.138(6/29安値、6/26~6/29の38.2%押し)
下値4:144.000(大台)
下値5:143.911(6/26~6/29の50%押し、ピボット2ndサポート)
143.728(6/28安値、6/26~6/29の61.8%押し)
143.614(+1σ、ピボットローブレイクアウト)
143.489(6/20~6/29の38.2%押し)
143.392(6/26~6/29の76.4%押し)
143.287(6/27安値)
143.055(6/20~6/29の50%押し、日足・一目均衡表転換線、大台)
《10:40》
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