◆ “円売り”+“ユーロ売り→ドル買い”… - さらに年初来高値更新
「金利格差」に着目した“円売り”が続く中、先週末は「欧景況感悪化」を背景にした“ユーロ売り”も目立ちました。
このためユーロ主導による“ドル買い”も加わり、ドル円はNYタイム中盤に“143.868円”へと駆け上がっていきました。
その後は“(週末特有の)ポジション調整”に上値を押さえられたものの、下押す展開につながることはなく、そのまま高止まりとなって先週末の取引を終えています。
◆ “一旦の利益売り”への思惑は根強いが…?
こうして“もう一段の上値模索”を示現して週を跨いだことで、先週末以上に“一旦の利益売り”が意識されると見るのがやはり自然です。
一方で警戒される「円買い介入」は“まだ口先介入”の段階であり、越週したことで“リスクはさらに軽減”と見るのが妥当な状況でもあります。
そうなると“一旦の利益売り”を警戒しつつも、目先はまだ“もう一段の上値模索”を意識せざるを得ない…?
当該水準はいわゆる“真空地帯”であり、“節目の145円ライン”そして“急落時のネックライン(2022/10/27安値:145.110円)”まで主だった上値メドが見当たらないのが実状でもあります。
過熱感を意識しながらということから、“上値の重さ”を引きずるでしょう。
それでもそれ以上に、“もう一段の上値模索”を意識したポジション形成で対峙したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
146.789(22/11/9高値)
146.581(22/11/10高値)
146.000(大台)
145.409(ピボットハイブレイクアウト)
145.116(2022/10/27安値《2022/11/10急落時のネックライン》)
上値5:145.000(大台)
上値4:144.638(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:144.185(ピボット1stレジスタンス)
上値2:144.000(大台)
上値1:143.868(6/23高値)
前営業日終値:143.731
下値1:143.400(6/23安値後の38.2%押し)
下値2:143.256(6/23安値後の38.2%押し)
下値3:143.112(6/23安値後の38.2%押し)
下値4:143.000(大台、ピボット1stサポート)
下値5:142.759(6/20~6/23の38.2%押し)
142.644(6/23安値、+2σ)
142.544(6/9~6/23の23.6%押し)
142.465(6/20~6/23の50%押し)
142.170(6/20~6/23の61.8%押し、+1σ、ピボット2ndサポート)
142.000(大台)
141.821(6/9~6/23の38.2%押し)
141.737(ピボットローブレイクアウト)
141.609(6/22安値、日足・一目均衡表転換線)
141.278(6/21安値、6/9~6/23の50%押し)
141.216(6/20安値)
141.000(大台)
140.653(6/9~6/23の61.8%押し、日足・一目均衡表基準線、20日移動平均線)
《10:35》
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