◆ もう一段… - “140円後半”へ
先週末発表の米経済指標も“概ね好内容”となり、「米利上げ継続」への思惑は継続しました。
また「米債務上限問題」に関しても“合意に近づいた”との報道が相次ぎ、“株高→リスク選好→さらなる巻き戻し”を誘いました。
こうして米10年債利回りが“3.85%”へとさらに上昇する中、ドル円は“昨年11月23日以来の高値(140.727円)”へと駆け上がっていきました。
◆ ただ本日は“流動性低下”&“材料不足”の印象が強い
こうして“いい処取り”となった想定シナリオですが、すでにマーケットは“織り込み済”の印象があります。
このため“さらなるドル買い”を促すには、些か“材料不足”という印象が否めず、これは「デフォルト回避」が織り込まれている「米債務上限問題」にしても同様のことが言えます。
そうなると“さらなるドル買い”を促す要因は稀薄であり、逆に議会承認の遅延等でもあれば“巻き戻される”という可能性が増すことになります。
さらに「米国休場(メモリアルデー)」となる本日は、“流動性が乏しい”と見るのが自然です。
となると…?
上値を伸ばしたドル円ですが、“自ずと限界有”との見方はやはり継続したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
142.480(22/11/11高値、22/10/21~23/1/16の61.8%戻し)
142.308(ピボットハイブレイクアウト)
142.214(22/11/22高値)
141.977(週足・一目均衡表先行スパン上限、大台)
上値5:141.607(22/11/23高値)
上値4:141.516(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:141.276(+2σ)
上値2:141.000(大台、ピボット1stレジスタンス)
上値1:140.727(5/26高値)
前営業日終値:140.616
下値1:140.534(5/26高値後の押し目)
下値2:140.000(大台)
下値3:139.827(ピボット1stサポート)
下値4:139.589(月足・一目均衡表転換線)
下値5:139.488(5/26安値、5/19~5/26の38.2%押し)
139.150(+1σ)
139.078(5/19~5/26の50%押し、ピボット2ndサポート、大台)
138.807(5/25安値)
138.689(5/19~5/26の61.8%押し)
138.607(日足・一目均衡表転換線、ピボットローブレイクアウト)
《11:15》
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