イー・ロジット、東大発・米国物流ロボティクスベンチャーRENATUS ROBOTICSと資本提携契約を締結

配信元:PR TIMES
投稿:2023/05/15 19:47
2024年問題に向けAI・自動化を加速、「RENATUS」導入も予定 最先端の自動倉庫システムと自社の倉庫運用ノウハウにより戦略的物流を推進

Eコマース領域におけるBPOサービス及びコンサルティング・人材育成サービスを提供する株式会社イー・ロジット(本社:東京都千代田区、代表取締役社長CEO:角井亮一、東証スタンダード:9327)は、5月12日、世界初「ワンストップ梱包」型の自動倉庫システム「RENATUS(レナトス)」を提供する東大発・米国物流ロボティクスベンチャーRENATUS ROBOTICS inc.(本社:デラウェア州、日本法人:東京都文京区、以下「RENATUS社」)と資本提携契約を締結いたしました。





■資本提携の狙い
EC需要が急速に拡大する一方、2024年問題(*)により労働時間の制約が加わり、物流業界における人手不足の問題が深刻化することが予想されています。RENATUS社との資本提携により、同社が持つ最先端自動倉庫システムと、EC物流としてトップクラスの実績を誇る当社の物流オペレーションノウハウを掛け合わせることで、日本国内における「RENATUS」 の展開およびイー・ロジットのオペレーション自動化の加速を狙いとした本格的な業務連携の検討を進めてまいります。また、その足掛かりとして、当社のフルフィルメントセンターにおいてRENATUS社の自動倉庫システム「RENATUS」の導入を予定しております。物流業界で求められるAI・ロボティクス技術を現場に導入することで、作業生産性の向上、倉庫活用の高密度化、大幅コスト削減、ひいては「完全無人自動倉庫」の実現を目指します。
(*) 働き方改革関連法の施行により、2024年4月1日以降、自動車運転業務の労働時間が厳格化されることで発生する問題の総称のこと

■両社代表によるコメント
株式会社イー・ロジット 代表取締役社長CEO 角井 亮一
働き方改革関連法によって2024年4月1日以降、ドライバーの年間時間外労働時間の上限が960時間に制限されます。いわゆる2024年問題です。これにより、荷物配送サービスの提供が大きく制限される可能性が出てきました。またこれ以外にも、慢性的な人材不足や資源価格高騰により、物流業界全体が既存の収益基盤を大きく揺るがす事態に発展しております。物流業務を行ううえで、「AI」や「自動化」への投資、また「自動倉庫システム」の導入は、物流業界全体にとって今後欠かすことのできない重要な要素となります。
当社もRENATUS社の協力を得て、この度本格的な「AI自動倉庫システム」の導入を進めることになりました。同社のシステムが持つ「ワンストップ梱包システム」により、作業生産性の向上や、倉庫活用の高密度化及び大幅コスト削減が見込まれ、高いROIの倉庫を実現することができます。ぜひご期待ください!

RENATUS ROBOTICS.inc 代表取締役CEO 大澤 琢真
RENATUSは超高効率な自動倉庫を提供するスタートアップです。アカデミア最先端のAI・ロボティクス技術を物流に応用し、いまだかつてない効率の自動倉庫を実現しました。今後、作業者によるピッキングや入出荷の検品などの前後工程にも、保有する技術を応用した「完全無人自動倉庫」を目指し、より効率的な倉庫を実現します。
今回、多様な現場のオペレーションのノウハウを持つイー・ロジット社から協力を得て、弊社の「RENATUS」を活用した超高効率な自動倉庫サービスの導入及び運用をまずは国内センターから進めています。経験豊富なイー・ロジット社とのタッグで2024年問題の解決策となるようなソリューションを国内外に向けて展開していきます。

■自動倉庫システム「RENATUS」について
「RENATUS」は倉庫内に建てられた高さ5~30mのラック内において、ラックに敷設されたレール上を専用シャトル「RENATUS SHUTTLE」が走行することでコンテナを効率的に作業者の元へと運ぶ次世代自動倉庫システムです。

【特徴】
1.世界初の「ワンストップ梱包」自動倉庫システム
・コンテナ単位で荷物を輸送することにより、ピッキング作業は常にコンテナの中身をピックするのみとなり時間のロスやミスを防止
・作業者は、シャトルがピックした商品を出荷用段ボールに詰めるのみ

2.圧倒的なピッキング速度
・業界最速クラスのシャトル&リフトと、3次元ではなく各階層を2次元に水平移動する新方式のシャトルの採用によって、1時間当たり500行以上のピッキング(人間と比較して約20倍)が可能

3.究極の格納効率
・独自の配車最適化アルゴリズム及び新方式の通信環境により、ラックの大規模化を実現
・バッファ装置やベルトコンベアなどの設備を削減できるため面積効率が大幅に向上し、コンテナ100万箱以上を1拠点に高密度保管することが可能

■RENATUS ROBOTICS Inc.について
RENATUS ROBOTICSは、世界初の「ワンストップ梱包」により、イニシャル・ランニングコストを従来システムと比べ大幅に削減することが可能な自動倉庫システム「RENATUS」を提供するスタートアップです。米国法人及び、その100%子会社に当たる日本法人の2法人で事業を展開しています。物流現場へのロボット導入経験が豊富な元スマートロボティクス社の創業者CTOや、カリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley)出身の日英バイリンガル等のメンバーで構成されています。
社名     RENATUS ROBOTICS Inc.
代表     大澤 琢真
所在地  16192 Coastal Hwy, Lewes, DE 19958, USA
ホームページ https://www.renatus-robotics.com/
設立     2022年5月27日
事業内容   次世代型自動倉庫システムの開発及び販売、次世代型自動倉庫の運営

【株式会社イー・ロジット企業概要】
イー・ロジットは2000年の創業以来、累計1,100社を超えるクライアントに対して通販物流代行サービスを提供してきました。現在は、これまでに培ったEコマース領域でのナレッジを活かし、クライアントをトータル支援するBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスとコンサルティング・人材育成サービスを提供しています。
社名     株式会社イー・ロジット
代表     角井 亮一
所在地    東京都千代田区神田練塀町68番地 ムラタヤビル5階
ホームページ https://www.e-logit.com/
TEL      03-3253-1600
設立     2000年2月14日
事業内容   Eコマース領域におけるBPOサービス及びコンサルティング・人材育成サービス
配信元: PR TIMES

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