決算マイナス・インパクト銘柄 【東証プライム】引け後 … 邦チタ、ユニチャーム、新日本科学 (5月8日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証プライムの銘柄である。株価が決算発表前日の5月2日から8日の決算発表を経て9日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　邦チタ <5727>
　23年3月期の連結経常利益は前の期比2.0倍の105億円に拡大したが、24年3月期は前期比58.2％減の44億円に大きく落ち込む見通しとなった。

▲No.2　リコー <7752>
　23年3月期の連結最終利益は前の期比79.0％増の543億円に拡大したが、24年3月期は前期比8.0％減の500億円に減る見通しとなった。

▲No.3　安田倉 <9324>
　23年3月期の連結経常利益は前の期比6.5％減の37.7億円になり、24年3月期も前期比7.3％減の35億円に減る見通しとなった。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<5727> 邦チタ 　　　　東Ｐ 　 -21.07 　　5/ 8　本決算　　　-58.22
<7752> リコー 　　　　東Ｐ　　 -7.46 　　5/ 8　本決算　　　 -8.74
<9324> 安田倉 　　　　東Ｐ　　 -6.62 　　5/ 8　本決算　　　 -7.31
<8113> ユニチャーム 　東Ｐ　　 -5.39 　　5/ 8　　　1Q　　　 -8.35
<9831> ヤマダＨＤ 　　東Ｐ　　 -5.38 　　5/ 8　本決算　　　 10.06

<2395> 新日本科学 　　東Ｐ　　 -4.77 　　5/ 8　本決算　　　-24.52
<2428> ウェルネット 　東Ｐ　　 -4.16 　　5/ 8　　　3Q　　　 34.19
<3633> ＧＭＯペパボ 　東Ｐ　　 -3.37 　　5/ 8　　　1Q　　　-56.12
<6448> ブラザー 　　　東Ｐ　　 -3.05 　　5/ 8　本決算　　　 22.91
<6806> ヒロセ電 　　　東Ｐ　　 -2.97 　　5/ 8　本決算　　　　0.84

<7966> リンテック 　　東Ｐ　　 -2.75 　　5/ 8　本決算　　　-13.47
<3040> ソリトン 　　　東Ｐ　　 -1.98 　　5/ 8　　　1Q　　　　2.79
<2053> 中部飼 　　　　東Ｐ　　 -1.63 　　5/ 8　本決算　　　　6.33
<2281> プリマ 　　　　東Ｐ　　 -1.54 　　5/ 8　本決算　　　 14.18
<3901> Ｍラインズ 　　東Ｐ　　 -1.01 　　5/ 8　　　1Q　　　 18.51

<4951> エステー 　　　東Ｐ　　 -0.75 　　5/ 8　本決算　　　　2.56
<8945> サンネクスタ 　東Ｐ　　 -0.59 　　5/ 8　　　3Q　　　 -8.41
<7381> 北国ＦＨＤ 　　東Ｐ　　 -0.21 　　5/ 8　本決算　　　　2.83

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした9日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース