◆ 一時“急落(137円後半→133円半ば)”も…
やはり早かっただけ…。
2日には“137.742円”まで駆け上がったものの、5日には“133.487円”まで押し下げられました。
注目のFOMCでは「0.25%利上げ」が想定通り実施されたものの、声明から「幾分の追加引き締めが適切」との文言が削除されました。
このためその後のパウエル議長会見で「年内利下げは適切ではない」とされたものの、マーケットでは「早期利下げ観測」が台頭する事態となったからです。
もっとももう一つの注目である米雇用統計は“好内容(非農業部門雇用者数+25.3万人/失業率3.4%/平均時給+4.4%)”となったことから週末には緩んで、先週末の取引を終えています。
◆ “もう一段の巻き戻し”は十分期待されるも、“材料不足”は否めない…?
前記したように「早期利下げ観測」は緩んでいますので、目先は“もう一段のドル買い戻し”は入ってしかるべしと見るのが自然です。
一方で「米金融政策の行方」という観点では“方向感定まらず”が続きますので、一方向への動意は“抑制されやすい”と見るのが自然です。
特にその行方を探る上で重要視される米CPIを週央(10日)に控えるだけに、ポジション調整を除く動意は“抑制的”と見るのが、やはり妥当と見られるところです。
本日より国内勢は“(大型連休から)回帰”して来ますが、一方で英国勢は“休場(バンク・ホリデー)”となります。
また本日は主だった米経済指標も“不在”となりますので、“流動性の回帰具合”は微妙といわざるを得ないのが実状といえます。
◆ ただし“真空地帯”という認識は持つ必要有…
現在推移する“134円後半~135円半ば”というのは、“先月28日の円急落時/3日のドル急落時”共に素通りをした、いわゆる“(テクニカルの)真空地帯”に当たります。
このため勢いづけは“大きく振れる(揺れ動く)”という可能性は否めないものの、前記したように本日は“材料が乏しい”…?
予断を持つわけにはいきませんが、本日は当該水準付近での“膠着(小幅揺れ動き)”を想定したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
137.018(200日移動平均線、大台)
136.734(+2σ、5/2~5/4の76.4%戻し)
136.601(5/3高値、ピボットハイブレイクアウト)
136.439(50週移動平均線)
136.117(5/2~5/4の61.8%戻し)
136.000(大台)
135.839(ピボット2ndレジスタンス)
上値5:135.615(5/2~5/4の50%戻し)
上値4:135.508(+1σ)
上値3:135.378(日足・一目均衡表転換線、ピボット1stレジスタンス)
上値2:135.118(5/5高値、5/2~5/4の38.2%戻し)
上値1:135.000(大台)
前営業日終値:134.815
下値1:134.720(週足・一目均衡表基準線)
下値2:134.480(20日移動平均線)
下値3:134.177(日足・一目均衡表基準線)
下値4:134.094(ピボット1stサポート)
下値5:134.000(大台)
133.869(50日移動平均線)
133.885(5/5安値)
133.692(週足・一目均衡表転換線、3/24~5/1の50%押し水準)
133.487(5/4安値)
133.373(ピボット2ndサポート)
133.307(4/28安値、-1σ)
133.128(4/27安値)
133.014(4/26安値、日足・一目均衡表先行スパン上限、大台)
132.820(100日/20週移動平均線、ピボットローブレイクアウト)
132.736(3/24~5/1の61.8%押し、日足・一目均衡表先行スパン下限)
《10:45》
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