日化薬、前期経常を一転1％減益に下方修正

　日本化薬 <4272> [東証Ｐ] が4月25日大引け後(16:30)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の266億円→230億円(前の期は231億円)に13.5％下方修正し、一転して0.7％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の99.7億円→63.7億円(前年同期は113億円)に36.1％減額し、減益率が12.0％減→43.7％減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期連結業績の予想につきましては、機能化学品事業における顧客の在庫調整等による販売数量の減少が想定以上になることに加えて、セイフティシステムズ事業においては半導体不足等の影響による自動車の減産を受け需要が低調に推移したこと等により、売上高、営業利益、経常利益を修正しております。また、機能化学品事業の一部であるポラテクノ事業の固定資産について特別損失（減損損失）を計上する見込みであり、親会社株主に帰属する当期純利益を修正しております。　なお、固定資産の特別損失（減損損失）につきましては、本日公表します「特別損失（減損損失）の計上に関するお知らせ」をご参照ください。※上記予想の内容は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、様々な不確定要素が内在しており今後の市況動向等により変動する可能性があります。