スルガ銀、前期経常を9%上方修正、配当も3円増額

配信元:株探
投稿:2023/04/14 16:00
 スルガ銀行 <8358> [東証P] が4月14日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の110億円→120億円(前の期は105億円)に9.1%上方修正し、増益率が3.8%増→13.3%増に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の72.7億円の赤字→62.7億円の赤字(前年同期は107億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の6円→9円(前の期は6円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 第4四半期(2023年1月1日~2023年3月31日)においては、2023年3月29日付で公表したとおり、「有価証券ポートフォリオの再構築」のため、含み損を抱えていたマルチアセットファンド・債券の売却等を進めたことで国債等債券損益における償還損・売却損計を約140億円計上見込みです。一方、実質与信費用は、組織的な交渉等を行う債務者のうち返済停止などに至ったケースが前回公表時の想定より少なかったこと等の理由により、前回公表予想比減少する見込みです。なお、一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金の計上において、取崩超過となる見込みであり、取崩超過額を貸倒引当金戻入益(臨時収益)に計上する予定です。

 当社は、2023年3月期業績動向や資本の健全性、今後の財務状況等を総合的に勘案いたしました結果、2023 年3月31 日を基準日とする1株当たり期末配当予想について、普通配当を1株当たり9 円に修正いたします。2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日)の配当予想は、同期から始まる中期経営計画“Re:Start2025” Phase 2を踏まえ、2023年3月期決算短信において公表する予定です。
配信元: 株探

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