アオキスーパ、前期最終を一転赤字に下方修正

　アオキスーパー <9977> [東証Ｓ] が4月7日大引け後(15:00)に業績修正を発表。23年2月期の最終損益(非連結)を従来予想の2億円の黒字→3.5億円の赤字(前の期は6.1億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。ただ、通期の経常利益は従来予想の3.8億円→5.8億円(前の期は10.8億円)に54.5％上方修正し、減益率が65.0％減→45.9％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の最終損益も従来予想の5.1億円の黒字→0.4億円の赤字(前年同期は1.8億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　特別損失（減損損失）の計上当社が保有する店舗等に係る固定資産について、将来の回収可能性を検討した結果、減損処理を行い、減損損失485百万円を特別損失に計上いたしました。繰延税金資産の取崩しについて現時点での将来の課税所得を保守的に見積り、繰延税金資産の回収可能性について慎重に検討した結果、繰延税金資産433百万円を取崩し、法人税等調整額に同額を計上いたしました。修正の理由ロシアのウクライナ侵攻等の影響による資源エネルギー価格・原材料価格の高騰に伴う、仕入価格の急激な上昇分を十分に販売価格に反映できておりませんでしたが、2022年９月以降は改定後の販売価格が浸透したこと、また、節電対策等の経費削減の取組みにより、販売費及び一般管理費が計画を下回ったことから、営業利益・経常利益ともに前回発表予想を上回る結果となりました。一方、上記のとおり減損損失の計上及び繰延税金資産の取崩しを行ったことから、当期純利益は前回発表予想を下回る結果となりました。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成しております。実際の業績は、今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。