◆ “リスク回避姿勢”再燃… - 一時“130円割れ”
またしても先週末は“リスク回避姿勢”が台頭しました。
『ドイツ銀行、株価が3年ぶりの大幅安を記録』との報を背景に、「欧州金融システムへの懸念」が再燃しました。
このため幅広い通貨に対して“リスク回避→円買い”が進行し、ドル円は一時“130円割れ(安値は129.641円)”へと値を落としました。
一方で『金融ストレスはいずれ後退』『米政策金利は5.50-5.75%に上昇する必要有』とのブラード・セントルイス連銀総裁発言から、同時並行的に“ドル買い”も進行しています。
週末ということもあって一巡後は“円売り戻し(高値は130.931円)”が入り、そのままの水準でドル円は先週末の取引を終えています。
◆ ただ“仕掛け的な動き”の可能性が高い…?
すぐに払拭される類のリスクではないだけに、折に触れて「金融システムへの懸念」は今後も蒸し返される可能性が高そうに思います。
ただ冒頭で記した「ドイツ銀行」については、“仕掛け的な動き”との見方が少なくありません。
このため“理不尽な株価急落”との見方も一部では台頭しているのが実状といえます。
そうなると“往き過ぎ”が発生しやすく、その後には“巻き戻し”というのが既定路線…?
先週末も記したように、“仕掛け的な動き”には注意が必要と見られます。
しかしそれで“もう一段の下値追い”が発生したとしても、“(下値は)自ずと限界有”との見方は引き続き堅持したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
132.703(日足・一目均衡表先行スパン上限、50日移動平均線)
132.522(ピボットハイブレイクアウト)
132.372(日足・一目均衡表転換線)
132.000(大台)
131.803(日足・一目均衡表先行スパン下限、-1σ)
上値5:131.715(3/22~3/24の61.8%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:131.648(3/23高値)
上値3:131.319(3/22~3/24の50%戻し)
上値2:131.232(ピボット1stレジスタンス)
上値1:130.931(3/24高値、3/22~3/24の38.2%戻し水準、大台)
前営業日終値:130.738
下値1:130.447(3/24安値後の38.2%押し)
下値2:130.293(3/24安値後の50%押し)
下値3:130.139(3/24安値後の61.8%押し)
下値4:130.000(大台、ピボット1stサポート)
下値5:129.641(3/24安値)
129.481(-2σ)
129.147(ピボット2ndサポート)
129.039(週足・一目均衡表先行スパン下限、大台)
128.652(ピボットローブレイクアウト)
《10:55》
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