◆ 全般的に“上値の重さ”が… - 一時“135円前半”へ下落
注目の「米ISM製造業景況指数」は“事前予想を下回り(47.7)”、“好況/不況の境目(50)”にも届きませんでした。
しかし構成項目の一つ・仕入価格では“昨年9月以来の50超(51.3)”となるなど、「インフレ高止まり」の可能性も示唆されています。
このため「米利上げ長期化」への思惑が緩むことはなく、米10年債利回りは一時“4.01%”へと上昇する場面が見られました。
もっともそれ以上に昨日は「中国&欧経済指標」が好内容となったことで、全般的に“ドル売り(戻し)”が目立ちました。
このためドル円も“上値の重さ”がより目立ち、NYタイム序盤には“135.246円”へと押し下げられる場面も見られています。
最終的には“136円台”へと押し戻されるなど“下値の堅さ”も顕著ですが、“上値の重さ”を引きずった一日だったといえそうです。
◆ それでも“下値の堅さ”は変わらない…?
それでも「日米金利格差」への思惑が根強いだけに、“ポジション調整”を超した下落は想定しづらいところといえます。
このため現在は“136円を中心とした保ち合い(レンジ)”となっていますが、いつ“上値追い再開”となっても何ら不思議ではない…?
「テクニカル的な節目(100日移動平均線)」は、本日は“さらに低下(136.765円)”しています。
それだけに“上値の重さ”がクローズアップされる可能性は否めませんが、その分だけ“ハードルは下がった”と見ることも…。
本日最大の注目は「欧HICP」と見られるだけに、昨日同様に“(ユーロ主導の)ドル売り”が誘われる可能性は残りますが、それでも本日は“上値模索”を主体に考えたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
138.180(22/12/15高値)
137.953(+2σ、大台、ピボットハイブレイクアウト)
137.794(22/12/16高値)
137.468(22/12/20高値)
137.273(200日移動平均線)
137.186(ピボット2ndレジスタンス)
137.000(大台)
上値5:136.919(2/28高値)
上値4:136.765(100日移動平均線)
上値3:136.671(22/10/21~23/1/16の38.2%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値2:136.535(2/27高値)
上値1:136.457(3/1高値)
前営業日終値:136.222
下値1:136.032(20週移動平均線、大台)
下値2:135.782(+1σ)
下値3:135.420(日足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート)
下値4:135.246(3/1安値)
下値5:135.144(2/24~2/28の61.8%押し)
135.000(大台、50週移動平均線)
134.720(日足・一目均衡表先行スパン上限、ピボット2ndサポート)
134.411(週足・一目均衡表先行スパン上限)
134.282(ピボットローブレイクアウト)
134.203(2/10~2/28の38.2%押し)
134.047(2/24安値、大台)
《10:45》
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