◆ さらに“上振れ”… - “134円台”回復
“容易ではない(上値も重い)”と見た昨日でしたが、実にあっさりともう一段駆け上がりました。
前日の米CPIに続き、昨日の米小売売上高も“好内容(事前予想を大きく上回る+3.0%)”となったからです。
このため「米利上げ長期化」への思惑はさらに進行し、“もう一段のドル買い(戻し)”が促されました。
こうして米10年債利回りが“3.82%”へとさらに上昇する中、ドル円は“134.361円”へと駆け上がっていきました。
◆ センチメントは“上振れ”へと傾きつつあるが…?
「米利上げ長期化」への思惑が進行している以上、さらなる“上振れリスク”を抱えたままということになります。
そうなると“もう一段のドル買い(戻し)”が促されやすく、心理的な節目となる“135円”を窺う“仕掛け的な動き”を警戒せざるを得ないということになります。
ただ当該ラインは、昨日も記したように“日足・一目均衡表の雲内(本日は132.661-138.645円)”ということになりますので、いつ“上値の重さ”が表面化してもおかしくありません。
いくら“巻き戻し”が先行する動きとはいえども、“上昇一気”というのは…?
センチメントは“上振れ”が意識されやすく、ファンダメンタルズの“後押し”も存在する状況にはなりますが、やはりテクニカル的には“(ここから先は)容易ではない”という意識は持っておきたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
137.468(22/12/20高値)
137.084(20週移動平均線、大台)
136.906(200日移動平均線)
136.671(22/10/21~23/1/16の38.2%戻し、ピボットハイブレイクアウト)
上値5:136.000(大台)
上値4:135.511(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:135.000(大台)
上値2:134.765(1/6高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:134.361(2/15高値、50週移動平均線)
前営業日終値:134.148(+2σ)
下値1:134.000(大台)
下値2:133.687(2/14~2/15の23.6%押し)
下値3:133.270(2/14~2/15の38.2%押し)
下値4:133.000(大台、2/14~2/15の50%押し、ピボット1stサポート)
下値5:132.661(日足・一目均衡表先行スパン下限、2/10~2/15の38.2%押し)
132.530(2/15安値、+1σ、2/14~2/15の61.8%押し)
132.347(週足・一目均衡表転換線)
132.085(2/10~2/15の50%押し、日足・一目均衡表転換線)
131.990(50日移動平均線、大台)
131.849(ピボット2ndサポート)
131.506(2/14安値、2/10~2/15の61.8%押し)
《10:55》
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