サマンサJP、今期最終を一転赤字に下方修正、対純資産で82%の赤字

配信元:株探
投稿:2023/02/15 15:00
 サマンサタバサジャパンリミテッド <7829> [東証G] が2月15日大引け後(15:00)に業績修正を発表。23年2月期の連結最終損益を従来予想の1億円の黒字→20.6億円の赤字(前期は41.5億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。赤字額は前期末の純資産を81.8%毀損する規模となった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結最終損益も従来予想の10.9億円の黒字→10.6億円の赤字(前年同期は17.1億円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当第3四半期および第4四半期、特に年末年始商戦等が下期業績に与える影響が大きいこと、また、新型コロナウィルス感染症の影響が一巡し、インバウンド需要の回復等が見込めることとともに、市場への対応に向け自社内において準備を進めておりましたが、主力事業における2022年11月~12月末にかけてのファッション市況の減速等の影響により、特に11月、および12月の年末商戦において苦戦を余儀なくされ、計画未達となりました。2023年1月度は商況に復調の兆しが見受けられ、足下の業績も順調に推移しておりますものの、年末商戦の落ち込みをカバーするまでには至りませんでした。加えて全社的に販売費および一般管理費について、積極的な過年度在庫消化に伴う主要倉庫の契約面積の見直しによる倉庫賃料の節減や、広告宣伝費・販売促進費の計画見直しによる節減を図るなど積極的に推進しておりましたところ、為替変動の影響やエネルギー価格上昇等の要因はありましたが、在庫消化による倉庫面積の圧縮の実現等により、販管費は160億円から151億円に約9億円抑制致しました。
配信元: 株探

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