大平金、今期経常を赤字縮小に上方修正

　大平洋金属 <5541> [東証Ｐ] が2月8日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は5.8億円の赤字(前年同期は82.9億円の黒字)に転落した。
　しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の34.9億円の赤字→26.6億円の赤字(前期は129億円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の40.9億円の赤字→32.6億円の赤字(前年同期は90億円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は11.8億円の赤字(前年同期は43億円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の8.9％→-22.8％に急悪化した。

株探ニュース