淀川鋼、非開示だった今期経常は8％減益、未定だった配当は102円実施

　淀川製鋼所 <5451> [東証Ｐ] が2月6日大引け後(16:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比9.2％増の145億円に伸びた。
　しかしながら、併せて非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比7.9％減の165億円に減る見通しを示した。

　会社側が発表した第3四半期累計の実績と通期計画に基づいて、当社が試算した1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比57.7％減の19.3億円に大きく落ち込む計算になる。

　同時に、従来未定としていた今期の年間配当は102円(前期は102円)実施する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比41.9％減の36億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の8.9％→4.8％に大幅悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社は、当社グループの事業環境が日本国内・海外ともに不透明感が高まっていることなどから2023 年3月期の業績予想を未定としておりましたが、今般その見通しを得ましたのでお知らせいたします。業績予想の定性的な情報につきましては、本日（2023年 2月 6日）公表の「2023年3月期　第３四半期決算短信[日本基準](連結)」 ３ページ「１．当四半期決算に関する定性的情報（３）連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご参照ください。

　　当社は、株主の皆様への利益還元を経営上の重要課題と認識し、業績に応じた配当のお支払いを安定的、継続的に実施することを基本方針としております。この方針に基づき、本日発表いたしました2023年3月期業績予想を踏まえて配当予想を行っております。