CaSy、前期経常を58%下方修正

配信元:株探
投稿:2023/01/06 15:30
 CaSy <9215> [東証G] が1月6日大引け後(15:30)に業績修正を発表。22年11月期の経常損益(非連結)を従来予想の5300万円の黒字→2200万円の黒字(前の期は500万円の赤字)に58.5%下方修正した。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した6-11月期(下期)の経常利益も従来予想の7300万円→4200万円に42.5%減額した計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  売上高については、新型コロナウイルス感染症による影響は、行動制限を促すマイナス面と、新型コロナウイルス感染症により普及したリモートワークで自宅にて過ごす時間が増加することで家事代行の利用を促進するプラス面と両方があり、大きな影響は無い前提としており、その前提に変更はありません。一方で、感染が爆発的に増える波が発生した場合には、マイナス面の影響が相対的に大きくなるところ、2022年11月期については、下期以降は波が発生しない前提条件に基づき算定しておりました。しかしながら、2022年11月期の下期に発生した第7波の影響で「家事代行サービス」とハウスクリーニングなどの「その他暮らしのサービス」ともにキャンセルや新規の利用控えが想定を超えたことで前回予想を下回る見込みとなった為、今期の売上高予想を前回発表予想に対して124百万円減(8.5%減)の1,335百万円に修正いたします。 売上高の内訳としては、売上高構成比97%を占める「家事代行サービス」が予算比93%、売上高構成比3%を占める「その他暮らしのサービス」が予算比53%の達成率となります。「家事代行サービス」の内訳としては、家事代行サービス売上高構成比79%を占める『定期サービス』が予算比94%、家事代行サービス売上高構成比21%を占める『スポットサービス』が予算比89%となっています。『定期サービス』については、定期契約の解約率はほぼ予算どおりであったため定期UU数は積み上がっておりますが、第7波の影響によるキャンセルで利用頻度の減少、また、新規の利用控えが起こった結果、件数が予算比93%となりました。  営業利益および経常利益については、売上高の減少に伴う粗利の減少により前回予想を下回る見込みとなった為、営業利益は前回発表予想に対して33百万円減の33百万円、経常利益は前回発表予想に対して30百万円減の22百万円となる見込みです。 当期純利益は、経常利益の減少に加え、会社分類の見直しは無いものの、来期の方針を鑑みて計上していた繰延税金資産9百万円を取り崩し、かつ、新たに計上する予定であった繰延税金資産23百万円を計上しない見込みとなった為、前回発表予想に対して57百万円減の9百万円となる見込みです。
配信元: 株探

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