中央製、今期経常を赤字拡大に下方修正、配当も無配転落

配信元:株探
投稿:2022/11/11 14:40
 中央製作所 <6846> [名証M] が11月11日後場(14:40)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は1億6500万円の赤字(前年同期は3000万円の赤字)に赤字幅が拡大し、従来の8000万円の赤字予想からも赤字幅を拡大して着地。
 併せて、通期の同損益を従来予想の2億2000万円の赤字(連結)→2億8000万円の赤字(前期連結は1300万円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

 業績悪化に伴い、従来20円を計画していた期末一括配当を見送り、2期ぶりに無配転落(前期は20円)とする方針とした。

 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常損益は1億0800万円の赤字(前年同期は4000万円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の3.8%→-12.1%に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2023年3月期第2四半期の業績につきましては、原材料の高騰や企業年金の影響などにより売上原価および販売管理費が予想より大きく乖離したことなどにより、収益が悪化したものであります。 通期業績予想につきましては、半導体など電子部品や電気部品の供給が回復するシナリオも依然不透明な状況であることを勘案し、2022年8月10日に公表いたしました業績予想を修正することといたしました。 また今後も業績の推移に応じて修正が必要と判断される場合には、速やかに公表いたします。

  当社は、株主の皆様への利益還元を経営の重要課題の一つと考えており、経営体質の強化と今後の事業展開などを勘案し、内部留保にも意を用いつつ、業績に応じた株主配当を行うことを基本といたしております。 2023年3月期の通期配当予想につきましては、昨今の原材料の高騰や部材の長納期化の影響など当社を取り巻く厳しい経営環境が今後も続くものと想定されますので、現下の損益状況や、今後の業績の推移、事業環境等を総合的に勘案して、誠に遺憾ながら配当を見送ることといたしましたのでお知らせいたします。 株主の皆様には深くお詫び申し上げますとともに、早期に復配できるよう努めてまいりますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。※上記予想は、本資料発表日現在における入手可能な情報に基づいて算出しておりますが、実際の業績は今後の様々な要因により、記載の予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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