アールシー、今期最終を一転赤字に下方修正、未定だった配当は無配転落

　アールシーコア <7837> [東証Ｓ] が11月10日大引け後(15:30)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終損益は4.1億円の赤字(前年同期は0.2億円の赤字)に赤字幅が拡大した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の1.1億円の黒字→12.4億円の赤字(前期は4.3億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。赤字額は前期末の純資産を56.6％毀損する規模となった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益は8.2億円の赤字(前年同期は4.1億円の赤字)に赤字幅が拡大する計算になる。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた期末一括配当を見送る(前期は15円)とし、無配転落する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結最終損益は0.7億円の黒字(前年同期は400万円の赤字)に浮上し、売上営業利益率は前年同期の0.6％→1.2％に改善した。

株探ニュース