◆ さらに“ドル売り”進行… - 145円前半へ
「米中間選挙」を巡って思惑が蠢く中、昨日は“共和党優勢”が大きく意識されました。
このため「企業寄りの政策運営」への期待感は、“株高”へとつながりました。
一方で「積極的な財政支出は困難」との見方は、“米利回り低下”をもたらしています。
ただ現在のドルは“金利面”に影響されやすいことから、幅広い通貨に対して“売り”が進行しました。
こうしてドル円は大きく値を落とし、本日にかけて“145.196円”へと下値を拡大しました。
一方で「開票速報」を待ちたいとの見方は根強く、その後は緩やかに“持ち直して”いるのが実状といえます。
◆ “下値模索”は続くだろうが…?
「ネックライン」と見られるのは、“10/27安値(145.116円)”です。
ここを割り込むと“ストップロス”を絡めた動きが想定されるところであり、少なくとも“当該水準を試す”といった動きに発展する可能性はゼロではありません。
しかし明日の「米CPI」の結果次第では“巻き戻し”が一気に進行してもおかしくない中、どこまで攻めることができるか…?
“共和党優勢”の流れは、「バイデン大統領・レームダック化」を意識させやすく、「米利上げペース鈍化」を囃すには持って来いの状況といえます。
ただ「結果を見るまでは…」との思惑を払拭するのは容易ではなく、増してや「米CPI」を控えるスケジュール感でもあります。
ポジション調整を除き、“急反発”となる展開はそれほど想定しているわけではありませんが、それでも“さらなる下値追い”に関しては、やはり“慎重姿勢”で臨みたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しております。
148.441(11/3-4高値)
148.265(ピボットハイブレイクアウト)
148.000(大台)
147.842(20日移動平均線)
147.738(日足・一目均衡表基準線)
147.574(11/7高値、ピボット2ndレジスタンス)
147.248(11/3~11/8の61.8%戻し)
147.016(日足・一目均衡表転換線、大台)
146.937(11/8高値、11/3~11/8の50%戻し)
146.645(ピボット1stレジスタンス)
上値5:146.510(11/3~11/8の38.2%戻し、-1σ)
上値4:146.272(11/8高値後の61.8%戻し)
上値3:146.141(週足・一目均衡表転換線)
上値2:146.000(大台)
上値1:145.861(11/8高値後の50%戻し)
前営業日終値:145.689
下値1:145.401(50日移動平均線)
下値2:145.317(11/8安値)
下値3:145.116(10/27安値、-2σ)
下値4:145.000(大台、ピボット1stサポート)
下値5:144.482(10/7安値)
144.374(10/6安値、ピボット2ndサポート)
144.000(大台)
143.524(10/5安値)
143.405(ピボットローブレイクアウト)
143.151(9/26安値)
143.000(大台)
142.533(日足・一目均衡表先行スパン上限)
《10:50》
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