サガミHD、上期経常を一転2.9倍増益に上方修正、通期も増額

配信元:株探
投稿:2022/11/07 14:00
 サガミホールディングス <9900> [東証P] が11月7日後場(14:00)に業績修正を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の1.7億円→13.2億円(前年同期は4.5億円)に7.5倍上方修正し、一転して2.9倍増益見通しとなった。
 上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の3.2億円→11.5億円(前期は22.5億円)に3.6倍上方修正し、減益率が85.8%減→49.0%減に縮小する見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当連結会計年度第2四半期累計期間の業績予想につきましては、継続する原材料費や光熱費の高騰による業績への影響とともに、新型コロナウイルス感染症影響により、消費活動は一定程度、停滞するものと見込んでおりました。しかしながら、昨年までの感染症影響下における各種コスト改善及び生産性向上の取り組み成果が寄与したことに加えて、感染症影響による行動制限の解除に伴い、集客状況も回復傾向となりました。その結果、連結営業利益は前回発表予想を上回る見込みとなりました。それに加えて、営業外収益に計上する営業時間短縮に係る新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金等の助成金収入により、連結経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益につきましても、前回発表予想を上回る見込みとなりました。助成金収入に関する内容につきましては、本日公表の「営業外収益の計上に関するお知らせ」をご参照下さい。 また、通期の業績予想につきましても、集客状況の回復傾向は継続すると見込むとともに、各種取り組みの成果が寄与することを想定し、連結営業利益、連結経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益につきましても前回発表予想を上回る見込みとなりました。 しかしながら、地政学的リスクの高まりや各種コスト上昇幅の先行きが見通せず厳しい経営環境が続くことが予想されます。また、相次ぐコスト上昇による影響は、当社のみならず、お客様の家計負担の増加にもつながっていることから、少しでもお客様の負担を軽減するため、極力メニュー価格の上昇を抑え、お客様への提供価値及び企業価値の向上に努めていく方針といたしました。また、政府の主導する賃金上昇にも対応するべく、従業員の働く環境整備にかかる取り組みを合わせて検討しております。それにより、通期の業績予想につきましては、第2四半期累計期間の業績を下回る見通しとしております。
配信元: 株探

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