エコシステム、前期経常を2％上方修正・最高益予想を上乗せ

　日本エコシステム <9249> [東証Ｓ] が11月2日大引け後(17:00)に業績修正を発表。22年9月期の連結経常利益を従来予想の8.3億円→8.5億円(前の期は8億円)に2.3％上方修正し、増益率が3.7％増→6.1％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の5.8億円→3.8億円(前の期は5.7億円)に35.4％下方修正し、一転して33.5％減益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3.1億円→3.3億円に6.0％増額した計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2022年９月期の通期連結業績予想につきましては、2022年10月18日付「特別損失（減損損失）の計上見込みに関するお知らせ」にて公表いたしましたとおり、当期において、特別損失（減損損失）を計上することとなりました。これを踏まえ、通期着地見込みを精査した結果、業績予想の修正が必要と判断したため前回発表した業績予想の修正を行うものであります。　売上高は、第３四半期までに大型の工事受注を獲得し、当初計画通り推移いたしました。損益面では売上が増加したことで、営業利益・経常利益は堅調に推移したものの、本社機能を有する賃貸ビルの建替えの意思決定に加え、当社の連結子会社で事業用資産の減損が発生したことにより特別損失が増加いたしました。その結果、親会社株主に帰属する当期純利益が減少する見込みとなりました。　なお、期末配当予想の変更はありません。※上記の業績予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績については、今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。