◆ 「米利上げペース鈍化」との思惑はさらに増幅… - “146円前半”へ
「ドル売り介入 VS 日米金利格差」の攻防戦が継続する中、昨日は「米利上げペース鈍化」への思惑がさらに増幅しました。
キッカケとなったのは、隣国カナダの“0.50%利上げ”でした。
事前予想は“0.75%利上げ”でしたが、これが“小幅”となったことで、「米国にも波及する」との思惑につながったからです。
この影響から米10年債利回りは一時“4%割れ”まで低下し、為替市場では“ドル売り(戻し)”が進行しました。
ユーロドルが“パリティ回復”を見せる中、ドル円は“146.220円”へとさらに下値を拡大しています。
◆ ただ「日米金利格差」が緩んだわけではない…?
一方で「米11月0.75%利上げ」は“既定路線”とされていますので、「日米金利格差」そのものへの思惑は何ら後退していないのが実状といえます。
昨日発表された米新築住宅販売件数は“2ヶ月ぶりに減少(60.3万年)”したものの、“予想(58.5万件)ほど悪化しなかった”こともあり、下落スピードそのものは“緩やか”というのが実状といえます。
◆ それでもスケジュール感は…!?
本日は「ECB理事会」が予定されていますので、ここで想定通り“0.75%利上げ”となれば、“ユーロ買い(戻し)→ドル売り(戻し)”が加速する可能性は否めないところです。
ただ“0.50%利上げ”に留まるようなことがあると“ユーロ売り→ドル買い”という反応が見込まれる中、昨日のように「米国にも波及する」との思惑につながる可能性も…?
「ドル売り介入」の影響もあり、基本的には“上値は重い”と考えますが、神経質な展開はまだまだ続くと見ておく必要がありそうです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しております。
148.410(10/26高値、10/24~10/26の61.8%戻し)
147.961(10/24~10/26の50%戻し、大台)
147.781(ピボット1stレジスタンス)
上値5:147.550(10/24~10/26の38.2%戻し)
上値4:147.345(10/26NYタイム高値)
上値3:147.000(大台、20日移動平均線)
上値2:146.838(10/26高値後の76.4%戻し)
上値1:146.484(10/26高値後の61.8%戻し)
前営業日終値:146.371
下値1:146.220(10/26安値)
下値2:146.141(日足・一目均衡表基準線)
下値3:146.000(大台)
下値4:145.591(ピボット1stサポート)
下値5:145.428(10/11安値、10/24安値)
145.241(10/10安値)
145.000(大台)
144.741(週足・一目均衡表転換線、-1σ)
144.482(10/7安値)
144.374(10/6安値)
144.000(大台、ピボット2ndサポート)
《10:30》
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