◆ 「米利上げペース鈍化」への思惑が増幅…? - “147円半ば”へ
「ドル売り介入 VS 日米金利格差」の攻防戦が続く中、昨日は“後者”の勢いが緩みました。
昨日発表の「米消費者信頼感指数が予想を“大きく下回った(△5.3の102.5)”ことで、米10年債利回りが“さらに低下(4.15%→4.05%)”したからです。
そしてこれを好感したNYダウが“3日続伸”を見せる中、ドル円は“147.514円”へと値を落とす場面を見せています。
◆ それでも“ポジション調整の一環”…!?
こうして「米利上げペース鈍化」という、先週末のWSJ紙で台頭した思惑は、“さらに増幅”した可能性がささやかれています。
一方で「米利上げ観測」そのものが後退したわけではありませんので、“巻き戻しの域”を出ることはないとの見方が大勢を占めているのが実状です。
何より「日銀会合(27-28日)」「FOMC(来月1-2日)」を控えるスケジュール感を考えれば、あくまでも“ポジション調整の一環”と見るのが自然な状況でもあります。
「ドル売り介入」の影響もあり、マーケットには“歪み”が生じつつあります。
このため“円売り”は仕掛けづらく、調整としては“ドル売り戻し(円買い戻し)”に傾きやすいと見るのが妥当です。
それでも“調整”の域を出ない可能性を踏まえれば、“一方向への動意”は禁物ということになります。
“上値は重い”とは考えるものの、まだ「ドル売り介入 VS 日米金利格差」という神経質な展開は続くと見ておきたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しております。
150.000(大台)
149.701(10/24高値、ピボット2ndレジスタンス)
149.463(10/24安値後の戻り高値、10/21~10/24の61.8%戻し水準)
上値5:149.082(10/25高値、大台)
上値4:148.857(+1σ、ピボット1stレジスタンス)
上値3:148.724(日足・一目均衡表転換線)
上値2:148.483(10/25高値後の61.8%戻し)
上値1:148.298(10/25高値後の50%戻し)
前営業日終値:147.934(大台)
下値1:147.514(10/25安値、10/24安値後の50%押し水準)
下値2:147.271(ピボット1stサポート)
下値3:147.011(10/24安値後の61.8%押し、大台)
下値4:146.936(20日移動平均線)
下値5:146.609(ピボット2ndサポート)
146.479(10/24安値後の76.4%押し)
146.141(日足・一目均衡表基準線)
146.000(大台)
145.703(ピボットローブレイクアウト)
145.428(10/11安値、10/24安値)
《10:15》
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