◆ さらにさらに上伸 - “149円台到達”
『英政府、大型減税案の大半を撤回』
英財政悪化懸念から派生した混乱が収束するとの見方から、昨日は“リスク選好”へとセンチメントが傾斜しました。
このため“リスク通貨買い(戻し)”が進行し、“リスク選好→ドル売り・円売り”が優勢となりました。
ただ「日米金利格差拡大」を重石とするドル円では“円売り”が上回っており、NYタイム終盤には“149円台”へとさらに上値を伸ばしています。
◆ “32年ぶり”よりも“8年2か月ぶり”…?
当該水準は“32年ぶり(1990年8月以来)”ということになりますが、それのみで「過度な変動」といえるかは疑問が残るところです。
これが「介入はできない」との見方につながっている側面がありますが、一方で昨日の上昇にてドル円は“9日続伸”となっています。
これが“8年2か月ぶり(2014年7月18-30日以来)”の現象ということを踏まえれば、「一方的な円安」といえなくもない…?
◆ 「介入がいつ入るか?」のみがポイントだが…!?
「覆面介入」の噂は飛び交っているものの、現時点で「実弾介入」は入っていないと見られます。
このため「いつ入るか(あるいは入らないか)?」がポイントということになりますが、こればかりは時間の経過を待つしかありません。
しかし“上昇往き過ぎ感”が台頭しているのは事実であり、ドル円は上昇したものの、昨日は“ドル売り”も目立っていました。
じわりじわりとした上昇では「到達感が台頭しづらい」との見方もありますが、引き続き「ドル買いの方がリスクは大きい」と見たいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しております。
151.100(90/8/7高値)
151.000(大台)
150.770(90/8/8高値、90/8/13高値)
150.340(90/8/14高値)
上値5:150.000(大台)
上値4:149.924(ピボットハイブレイクアウト)
上値3:149.500(90/8/15高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:149.266(ピボット1stレジスタンス)
上値1:149.091(10/17高値)
前営業日終値:149.024(+2σ、大台)
下値1:148.608(ピボット1stサポート)
下値2:148.433(10/17安値)
下値3:148.191(ピボット2ndサポート)
下値4:148.072(10/13~10/17の38.2%押し)
下値5:147.950(ピボットローブレイクアウト、大台)
147.757(10/13~10/17の50%押し、)
147.442(10/13~10/17の61.8%押し)
147.191(+1σ)
147.087(10/14安値)
146.964(10/5~10/17の38.2%押し、大台)
146.733(日足・一目均衡表転換線)
146.423(10/13安値)
146.308(10/5~10/17の50%押し)
《10:15》
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