■イード<6038>の業績動向
2. 財務状況
2022年6月期末の資産合計は、445百万円増加の5,169百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産では現金及び預金が23百万円減少した一方で、受取手形、売掛金及び契約資産が67百万円増加した。固定資産ではのれんが105百万円、投資有価証券が135百万円それぞれ増加した。
一方、負債合計は前期末比65百万円増加の1,340百万円となった。有利子負債が80百万円減少した一方で、未払費用が85百万円、買掛金が49百万円増加したこと等による。また、純資産合計は前期末比380百万円増加の3,828百万円となった。利益剰余金が439百万円増加したほか、自己株式を114百万円取得(減少要因)したことが主な要因となった。
経営指標を見ると、ROA・ROE・売上高営業利益率ともに10%台前半の水準となり、収益の拡大とともに収益性も向上している。また、自己資本比率は70%台と高い水準で推移し、有利子負債も少ないことから、財務の健全性は高いと判断される。手元キャッシュは29億円まで積み上がっているが、今後も引き続きM&Aや新規事業開発投資に充当するほか、2023年6月期からは配当金による株主還元も実施する方針を決定している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<EY>
2. 財務状況
2022年6月期末の資産合計は、445百万円増加の5,169百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産では現金及び預金が23百万円減少した一方で、受取手形、売掛金及び契約資産が67百万円増加した。固定資産ではのれんが105百万円、投資有価証券が135百万円それぞれ増加した。
一方、負債合計は前期末比65百万円増加の1,340百万円となった。有利子負債が80百万円減少した一方で、未払費用が85百万円、買掛金が49百万円増加したこと等による。また、純資産合計は前期末比380百万円増加の3,828百万円となった。利益剰余金が439百万円増加したほか、自己株式を114百万円取得(減少要因)したことが主な要因となった。
経営指標を見ると、ROA・ROE・売上高営業利益率ともに10%台前半の水準となり、収益の拡大とともに収益性も向上している。また、自己資本比率は70%台と高い水準で推移し、有利子負債も少ないことから、財務の健全性は高いと判断される。手元キャッシュは29億円まで積み上がっているが、今後も引き続きM&Aや新規事業開発投資に充当するほか、2023年6月期からは配当金による株主還元も実施する方針を決定している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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