ハリマ化成Gは全般地合い悪に逆行高、約2週間ぶりに年初来高値更新
ハリマ化成グループ<4410.T>が全体地合い悪のなか、900円近辺の高値圏もみ合いを抜けて一段の上値指向をみせている。一時20円高の934円に買われ、今月19日につけた高値924円をクリアし約2週間ぶりに年初来高値を更新した。ロジン(松ヤニ)を原料とする化学品の草分けで、製紙用薬品のほか電子材料で高水準の需要を取り込んでいる。同社が製造する導電性ペーストは熱伝導性に優れ、電子部品の高密度化で重要な役割を担っている。電子材料分野では、ドイツの大手化学メーカーからはんだ材料事業を買収したことが収益押し上げ効果を生んでいる。23年3月期はトップラインの伸びが顕著となり、原料高の逆風はあるものの最終利益は前期比43%増の25億円を見込む。
出所:MINKABU PRESS
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