米国株、売り越しが2年ぶりの高水準=米国株

著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/08/30 00:58
NY株式29日(NY時間11:46)
ダウ平均   32126.48(-156.92 -0.49%)
ナスダック   12026.63(-115.08 -0.95%)
CME日経平均先物 28050(大証終比:+140 +0.50%)

 米国株の売り越しが増加しており、S&P500先物の売り越しはここ2、3カ月で増加し、足元は2年ぶりの高水準に達している。市場からは、この動きはセンチメント悪化の兆しでもあり、2022年前半に見られた不安定な相場の再来を予兆するものだとの指摘も出ている。

 IT・ハイテク株に連動したファンドの売り越しも増加しており、ここ最近の下落はサマーラリーが終息しつつあることを示唆しているという。

 多くが、6月半ば以降のリバウンド相場が本格的な強気相場の始まりなのか、それとも一時的な反発に過ぎないのかについて議論しているが、S&P500は6月16日以降11%上昇している一方、年初来では15%安に留まっている状況。株式市場ではリバウンド相場への懐疑的な見方が非常に強く、戻り待ちの売りも根強いという。

 なお、CMEのEMini S&P500先物の8月23日時点での投機筋の建玉は26万2276枚の売り越しと、前週からは若干売り越しが縮小したものの、2020年6月以来の高水準となっている。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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