ダイコク電機<6430>は12日、2023年3月期第1四半期(22年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比8.5%増の58.18億円、営業利益が同39.4%減の2.27億円、経常利益が同23.0%減の3.06億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同27.7%減の1.91億円となった。
情報システム事業の売上高は前年同期比3.3%減の42.00億円、セグメント利益は同2.8%減の6.25億円となった。第1四半期は、今秋市場投入が予定されている「スマート遊技機(スマートパチンコ・スマートパチスロ)」の動向を探る動きもあり、新規出店や大規模改装工事を控える厳しい状況があったが、パチンコホールの一部をパチスロ機から稼動が堅調なパチンコ機へ変更する小規模な改装工事は継続しており、旧設備からの更新需要はあった。このような市場環境のもと、「パチンコホール向け製品等」の売上は、世界的な半導体不足の影響を受け、引き合いが多い一部製品の供給が追い付かず、販売台数を調整せざるを得ない対応となり、前年同期を下回った。「サービス」の売上については、「ClarisLink」「Market-SIS」等の新規サービスの加盟店舗数が増加したが、工事収入等が減少し、前年同期を下回った。
制御システム事業の売上高は前年同期比58.5%増の16.20億円、セグメント損失は0.32億円(前年同期は1.05億円の利益)となった。第1四半期は、前期に実施された新規則機への入替が完了したことによる反動で市場全体における遊技機販売台数が減少した。このような市場環境のもと、表示ユニット及び制御ユニット販売は前年同期を下回ったが、部品販売は好調に推移し、前年同期を上回った。また、取引先遊技機メーカーの民事再生手続きによる債権に対する貸倒引当金を計上した。
2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.6%増の260.00億円、営業利益が同28.6%減の8.50億円、経常利益が同30.5%減の9.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同47.1%減の6.50億円とする期初計画を据え置いている。
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情報システム事業の売上高は前年同期比3.3%減の42.00億円、セグメント利益は同2.8%減の6.25億円となった。第1四半期は、今秋市場投入が予定されている「スマート遊技機(スマートパチンコ・スマートパチスロ)」の動向を探る動きもあり、新規出店や大規模改装工事を控える厳しい状況があったが、パチンコホールの一部をパチスロ機から稼動が堅調なパチンコ機へ変更する小規模な改装工事は継続しており、旧設備からの更新需要はあった。このような市場環境のもと、「パチンコホール向け製品等」の売上は、世界的な半導体不足の影響を受け、引き合いが多い一部製品の供給が追い付かず、販売台数を調整せざるを得ない対応となり、前年同期を下回った。「サービス」の売上については、「ClarisLink」「Market-SIS」等の新規サービスの加盟店舗数が増加したが、工事収入等が減少し、前年同期を下回った。
制御システム事業の売上高は前年同期比58.5%増の16.20億円、セグメント損失は0.32億円(前年同期は1.05億円の利益)となった。第1四半期は、前期に実施された新規則機への入替が完了したことによる反動で市場全体における遊技機販売台数が減少した。このような市場環境のもと、表示ユニット及び制御ユニット販売は前年同期を下回ったが、部品販売は好調に推移し、前年同期を上回った。また、取引先遊技機メーカーの民事再生手続きによる債権に対する貸倒引当金を計上した。
2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.6%増の260.00億円、営業利益が同28.6%減の8.50億円、経常利益が同30.5%減の9.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同47.1%減の6.50億円とする期初計画を据え置いている。
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