サイバネットシステム---2Q減収も、主力製品のマルチフィジックス解析ツールが好調に推移

配信元:フィスコ
投稿:2022/08/04 12:25
サイバネットシステム<4312>は3日、2022年12月期第2四半期(22年1月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比22.2%減の97.36億円、営業利益が同53.8%減の10.33億円、経常利益が同56.0%減の9.79億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同59.8%減の5.73億円となった。

シミュレーションソリューションサービス事業の売上高は前年同期比26.8%減の76.65億円、セグメント利益は同48.0%減の14.10億円となった。国内では、主力製品であるマルチフィジックス解析ツールは、保守契約の更新が好調に推移した。また、エンジニアリングサービスは、最新の開発手法であるMBSEの導入支援に関するコンサルティングサービス、設計業務の解析支援に関するエンジニアリングサービス等が好調に推移したが、Synopsysとの販売代理店契約終了の影響が大きく、減収となった。海外では、販売子会社はSynopsysとの販売代理店契約終了の影響により、減収となった。開発子会社ではSTEMコンピューティング・プラットフォーム、公差解析マネジメントツールの販売と技術サポートサービスが、売上高・セグメント利益に寄与している。

ITソリューションサービス事業の売上高は前年同期比1.5%増の20.70億円、セグメント利益は同0.6%減の2.90億円となった。市場における在宅勤務(テレワーク)等の新しい働き方の定着・浸透に伴い、エンドポイントセキュリティは旧来のオンプレ型からクラウド型への移行が進んでおり、ゼロトラストセキュリティの実現を支えるクラウド型の次世代エンドポイントセキュリティの販売が好調に推移した。また、その他のクラウド環境向けセキュリティソリューションの販売も好調に推移した。

2022年12月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比11.9%減の200.00億円、営業利益は同36.4%減の18.00億円、経常利益は同36.2%減の18.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同35.6%減の11.50億円とする期初計画を据え置いている。


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配信元: フィスコ

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