<注目銘柄>=マニー、アジアや欧州で需要回復続く
マニー<7730.T>は、6月20日に付けた年初来安値1290円を底に上昇基調に転じているが、業績拡大期待を背景に更なる上値を追う展開が期待できる。
同社は、手術用縫合針をはじめ眼科ナイフやスキンステイプラー(皮膚縫合器)など医科と歯科の医療器具メーカー。なかでも眼科ナイフは世界シェア30%程度を有し、経済産業省の2020年版「グローバルニッチトップ企業100選」にも選ばれている。
7月8日に発表した第3四半期累計(21年9月~22年5月)連結決算は、営業利益が45億4300万円(前年同期比6.4%増)となった。製品自主回収の影響で国内は微減となったが、アジアや欧州などで需要が回復し、全セグメントで増収となった。適正在庫の見直しを目的とした在庫処分の影響で原価率は悪化したが、需要回復や為替の影響が増益に寄与した。
22年8月期通期業績予想は、第3四半期までの進捗状況や為替動向などを考慮し、営業利益を従来予想の58億9200万円から61億5000万円(前期比15.0%増)に上方修正した。新型コロナウイルスの影響が落ち着いてきたことで、緊急性を伴わない手術の先送りが減少しており、アジアや欧州などでの需要回復が継続する見通し。更に、自主回収や在庫処分の影響などがなくなる23年8月期も増益が予想され、株価はこれを織り込む動きが期待できよう。(仁)
出所:MINKABU PRESS
同社は、手術用縫合針をはじめ眼科ナイフやスキンステイプラー(皮膚縫合器)など医科と歯科の医療器具メーカー。なかでも眼科ナイフは世界シェア30%程度を有し、経済産業省の2020年版「グローバルニッチトップ企業100選」にも選ばれている。
7月8日に発表した第3四半期累計(21年9月~22年5月)連結決算は、営業利益が45億4300万円(前年同期比6.4%増)となった。製品自主回収の影響で国内は微減となったが、アジアや欧州などで需要が回復し、全セグメントで増収となった。適正在庫の見直しを目的とした在庫処分の影響で原価率は悪化したが、需要回復や為替の影響が増益に寄与した。
22年8月期通期業績予想は、第3四半期までの進捗状況や為替動向などを考慮し、営業利益を従来予想の58億9200万円から61億5000万円(前期比15.0%増)に上方修正した。新型コロナウイルスの影響が落ち着いてきたことで、緊急性を伴わない手術の先送りが減少しており、アジアや欧州などでの需要回復が継続する見通し。更に、自主回収や在庫処分の影響などがなくなる23年8月期も増益が予想され、株価はこれを織り込む動きが期待できよう。(仁)
出所:MINKABU PRESS
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