◆ 膠着変わらず… - 138円前半
昨日はユーロ主導で“ドル買い(戻し)”が目立ちました。
「イタリア政局不安」「ロシア産天然ガス供給の行方」を巡り、思惑が揺れ動いたからと見られます。
このため“ユーロ売り”が再燃し、ユーロドルは“4営業日ぶりの反落(安値は1.01551ドル)”を見せました。
一方でドル円の反応は薄く、“揺れ動き”こそしているものの、“138円前半”での膠着から脱することはできていないのが実状といえます。
◆ いよいよ、今週のメインイベント
こうした中で今週のメインイベント、「日銀金融政策決定会合」と「ECB理事会」が行われます。
前者は“現状維持(大規模緩和継続)”が見込まれるだけに、“思惑的な円売り”を仕掛けるには絶好のマーケット環境といえそうです。
ただし“織り込み済”と見られますので、どこまで反応するかは“不透明”といわざるを得ないのが実際のところといえます。
一方で後者は思惑が“割れて(0.25% or 0.50%利上げ)”いますので、“揺れ動く”可能性が否めないところがあります。
特に冒頭で記した「イタリア政局不安」「ロシア産天然ガス供給の行方」も付いて回りますので、“急変動”につながっても何ら不思議ではない…?
そうなると本日も、ユーロ主導で動意づく…?
◆ もちろん結果次第だが…?
個人的には「欧利上げ実施」を背景にした“ユーロ買い”よりも、「米欧金利格差」を意識した“ユーロ売り”が囃される可能性を想定しています。
このため“ドル買い”が基本と考えますが、ただこれに“円売り”が加わるかを考えれば、それは「日銀会合&黒田総裁の記者会見」次第…。
後は結果次第ということになりますが、本日は“上を下への揺れ動き”と見るのが、やはり妥当と考えたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:138.931(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:138.633(7/14~7/19の61.8%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:138.564(7/18高値)
上値2:138.462(ピボット1stレジスタンス)
上値1:138.385(7/19-20高値、7/14~7/19の50%戻し水準)
前営業日終値:138.272
下値1:138.000(大台、+1σ、ピボット1stサポート)
下値2:137.903(7/20安値)
下値3:137.713(ピボット2ndサポート)
下値4:137.524(ピボットローブレイクアウト)
下値5:137.323(7/14安値、7/19安値、日足・一目均衡表転換線)
《10:25》
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