三井松島HDが急反発、石炭火力発電見直しで外資経由のショートカバー誘発
三井松島ホールディングス<1518.T>が急反発、一時156円高の3045円まで買われた。前週末こそ目先筋の利益確定売りで反落したものの、きょうは改めて買い直され切り返しが急だ。同社は今月上旬に連結子会社の日本カタンの株式を追加取得することを決議し、これが材料視され株価は動意含みとなったが、その後は3000円台近辺で強弱観を対立させていた。株式需給面では、ここ外資系証券経由の空売りが高水準でその買い戻し圧力が株価に浮揚効果を与えている。また、欧州ではロシアからのガスパイプラインの停止でエネルギー需給が逼迫しており、ドイツでは脱炭素戦略の流れのなかで廃止する予定だった石炭火力発電所の再稼働という選択肢を採っており、こうした動きが株式市場でも石炭関連株へのショートカバーを誘発している。
出所:MINKABU PRESS
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