◆ “巻き戻し”先行 - 136円回復
米国市場休場で流動性が低下する中、昨日は“巻き戻し”が目立ちました。
このためドル円でも“買い戻し”が緩やかに先行し、東京タイムに一時“134.790円”へと値を落とした後は、緩やかに“135.80円水準”へと反発し、そして本日に入って“136円台”を回復するに至っています。
◆ ただ“節目”には到達していない - 米10年債利回り
目先のポイントは、「米10年債利回り」の動向と見られます。
先週末に“2.79%”へ一時低下した米10年債利回りは、本日の夜間取引で“2.97%”へと上昇し、これが前記“136円回復”の原動力になったと見られるところです。
ただ“節目(3.0%)”にはまだ届いていませんので、このまま“ドル買い”が進行するかは未知数をいわざるを得ないところがあります。
◆ 「確認したいイベント」も控えるとあっては…!?
もちろん『バイデン政権、週内に対中関税の一部を撤廃』との一部報道から、センチメントは“転換(リスク回避→リスク選好)”した印象がありますので、“さらなる上値追い”への期待は募るものがあります。
ただ一方で「FOMC議事要旨」「米雇用統計」を控えるスケジュール感でもあり、それらを確認する前の“さらなる上値追い”は“期待過剰”と見るのが妥当…?
基本的には“下値の堅さ”がより意識されると見ますが、“過度な上値期待”は現時点では手控えておきたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:136.467(6/29~7/1の76.4%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:136.138(6/29~7/1の61.8%戻し、+1σ)
上値3:136.057(ピボット1stレジスタンス)
上値2:135.987(7/1高値、大台)
上値1:135.873(6/29~7/1の50%戻し)
前営業日終値:135.705
下値1:135.632(日足・一目均衡表転換線)
下値2:135.486(7/4高値後の押し目)
下値3:135.245(7/4欧州タイム安値)
下値4:135.140(20日移動平均線)
下値5:135.000(大台、ピボット1stサポート)
《10:30》
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