ハマキョウ Research Memo(1):2022年3月期は14社の物流を新規受託。3PLのニーズが高まり成長へ

配信元:フィスコ
投稿:2022/06/13 15:51
■事業概要

ハマキョウレックス<9037>は、独立系の物流一括受託(3PL)大手である。営業収益構成比は物流センター事業約60%と貨物自動車運送事業約40%の比率となっており、これまで近鉄物流(株)(現 近物レックス(株))等を買収して事業拡充に努めてきた。3PL(3rd Party Logistics)とは、顧客の物流全般を包括的に請け負い物流費圧縮や業務効率化を実現する、言わば物流業務のアウトソーシングである。同社はこの分野において豊富な実績がある。

同社は1971年静岡県浜松市で設立以来、急速な成長を遂げ、現在は全国、海外(中国等)に拠点がある。業界では物流を含めた総合的な事業体制見直しが進行するなか、3PLのニーズは年々高まりつつある状況だ。2022年3月期末時点で同社の物流センター数は、130センターとなった。既に受注済みの案件以外にも、ビジネスとして進めている新規案件が多数存在することから、成長途上にある印象が強い。なお同社は、2022年3月期に九州地区では初となる宮崎県内で自社物流センターが竣工した。今後も顧客の要望に合わせて、センターを稼働させていく。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野文也)

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